彼女からの連絡がないとどうしてるんだろう…と不安に

YOLO 編集部

2019年03月14日

【今日のご相談】
彼女からの連絡が来ないと何してるんだろう…と気になってしまいます。どうしたらいいでしょうか。

【今日のお答え】

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誰かにそれだけの想いがあるっていい

ご相談ありがとうございます。彼女さんのことが大好きだからこそ気になっているのでしょうね。誰かにそれだけの想いがあるということは、とてもいいことだと思います。

ただ、想いの発揮の仕方を間違えるとお互いが不幸になりますので、場合によっては気をつけたほうがいいかもしれません。

どうして気になるのかがわからないので、確定的なことは言いづらいですが、いくつかのことを想定しながらお答えしますね。

事故ってないか心配…

まず、事故に遭っているんじゃないかを心配している場合。

気持ちはよくわかります。例えば、数日連絡が取れないと本当に心配になることがありますよね。そういう時は「一日1回は連絡をするように、お互いが心がける」など、二人の間で決め事をしてみてはどうでしょうか。

事故などに巻き込まれるというのは（可能性は低いですが）、まったくあり得ないことではないので、一日1回くらいは連絡を取るというのは、お互いのためにも大事なことのように思います。

カップルアプリ導入は慎重に

ちなみに、GPSのついているカップルアプリがあったりしますが、個人的にはオススメしていません。お互いが了解してこういうものを導入するのならいいと思いますが、導入する場合は、あまり拙速にならず、メリットもデメリットもよく話し合って決めて下さい。

ついつい気になっちゃう

次に、何しているのかついつい気になっちゃう場合。

好きな人のことは、24時間考えちゃうという人もいますよね。相手のことに興味があって、相手のことをもっと知りたくて、会っていない時にどうしているのかさえ知りたい、と思ってしまうようなパターンです。気持ちはよくわかります。よくわかりますが、この欲求はグッと抑えたほうがいいと思います。

自分の人生を彼女に握られてない？

これは自分の人生の時間や頭の中を、他人の挙動に握られてしまっているので、人生が全然自分のものになっていません。

そうすると、彼女さんへの依存度が高まっていくんです。恋愛は自立した人同士が結びついた時にだけうまくいく大人な人間関係ですから、どちらかが相手に依存度が高いと、やがて破綻します。大好きな彼女さんを失うことになりますから、やめたほうがいいです。

まずは、自分の人生がちゃんとあって、自分一人でも自分の時間を大事に生きられて、でも彼女さんといるともっと楽しく、さらにいい人生になるという順番になるほうが、魅力的な人になれますし、魅力的な人生を歩めると思いますよ。

彼女は浮気しそうな人？

三つ目に、浮気などが心配で行動を知りたい場合。

心配になる気持ちはわからなくはありませんが、これこそ捉え方を変えて、欲求を落ち着かせたほうがいいです。自分の選んだパートナーを信頼して下さい。

彼女さんは浮気上等！みたいな人なんですか？そういう人でもないのに浮気が心配というのは、信頼が感じられないのでカップルとして長続きしません。

また、もし仮に彼女さんが浮気した場合、そのパートナーであるこちら側にも理由の一端がある場合がほとんどです。

「彼氏はちょっと物足りなかった」、「寂しかった」、「自分の彼よりいい男だと思った」、「束縛がしんどくて浮気した」なんていう浮気の言い訳はよく聞きます。パートナーの浮気を心配する前に、そういうことをさせないいい男になるほうが先なのでは？？

連絡がないからこそ…

恋愛が始まると、お互いに相手が気になって「いつも連絡しようね」となるのも普通にあり得ることだと思いますが、24時間いつでも連絡を取るのは難しいです。みんなそれぞれ自分の都合がありますから。連絡のない時間があるから連絡があった時がうれしくなるし、会っていない時間があるから、会っている時間がいいものになるのです。

パートナーから連絡がないことに頭を悩ませるよりも、自分の時間をきちんと大事にして、まずは自分の人生を生きる。その上に彼女さんとの時間が発展するという順番のほうがいいように思います。

ライター：二宮誠　from 6483works
お話を伺った方：柳田正芳
1983年生まれ。中央大学卒業（専攻は社会学）。性に関する世界最大の研究者組織「世界性の健康学会」の公式委員会YOUTH INITIATIVEのメンバー。若者世代にリプロヘルスサービスを届ける会Link-R代表。思春期若者世代の性の悩み相談が専門。「性」という表立って相談しづらいテーマで相談に乗れる・粘り強く話を聴くなどいくつかの理由から、年代を超えた様々な人から様々な内容の悩み相談を受けている。ほかに、「両親学級」で講師をつとめるなど、民間活動から行政の依頼事業まで幅広く活動している。