そもそも【正常な生理】って?何年もつき合っていく生理のこと知っておこう
YOLO 編集部
- 2019年03月13日
エステティシャン・鍼灸師として豊富な経験を持つ森田真理先生。女性ホルモン研究家でもあり、不妊や産前・産後ケア、生理トラブル、更年期障害といった女性特有の症状に特化して治療をされています。今回は、自分ではなかなか気づきにくい生理の異常についてのお話です。
期間、周期、経血の量に注意!
生理のようすは人それぞれ違うものですし、自分の生理が普通なのかどうか、よくわかりませんよね。真理先生に、健康で正常な生理について教えていただきましょう。
「正常な生理期間は、だいたい3~7日間。そして健康な人は、生理周期が大体25~38日になります」
経血の量にも注意してみましょう。
「正常な人の経血の量は、20~140gと言われています。そして、月経血に塊がないこと。生理痛もない、もしくはあっても軽度である、これが正常な状態ですね」
経血の量が異常に多い状態は“過多月経”といいます。
「過多月経になっている方は、子宮腺筋症や子宮筋種の可能性があります。不正出血が定期的にある方も、子宮頸がん、クラミジアになっているかもしれません。血の塊が出る方は、子宮筋腫の可能性が大きいです。生理周期が異常に長い人は、無排卵を疑います。生理痛がひどい人も、子宮内膜症や子宮筋腫の可能性がありますね」
異常があれば早めの受診を
人とは比べにくいことだからこそ、自分で異常に気づいたら、早めに医療機関を受診することが大切。
「何か生理の異常があるようならば、早めにクリニックに行って診てもらうといいと思います」
生理トラブルで受診すると、大半の場合ピルを処方されます。医療上の理由があって処方されるわけですが、真理先生は薬だけに頼るのはよくないと考えています。
「ピルを飲むと、血栓ができたりしますしね。それだけに頼るのではなく、自分の体の根本を治すべき。地道にヨガをやったりお灸したり、食べ物を変えたりする工夫をしてほしいです。生活習慣を変えずに薬だけ飲んでいればいい、というものでもないと、私は普段から思っています」
生理の異常が教えてくれる病気を早く見つけるためにも、医療機関を受診するのが大切。それと同時に生活全般を見直し、根本から体を整えていきたいですね。
ライター:沢田聡子
監修:森田真理/Mari鍼灸Salonオーナー。痩身・美容鍼灸家として人気が高い。オリジナルブランド「ぎんざ美人灸」を持つ
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