春はそわそわふわふわしがち…そんな人のための歩行マインドフルネス
YOLO 編集部
- 2019年04月09日
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ふわふわした気を落ち着かせる
春は花が咲き始め、大気の雰囲気も変わり、服装も軽やかになって、新しいことが起こり始める季節。心がそわそわふわふわしますよね。
でも、そのままでは仕事が手に着かなかったり、大事なことを忘れてしまったりと、日常生活としてはなかなか不便なことも。そんな人にオススメは、上がっている気が足元に降りてきて、安定するーーいわゆる地に足が着いた状態になるためのマインドフルネスの方法です。
マインドフルネスって結局何?
集中状態を作るその前に、落ち着いた、余裕のある自分に戻してあげるのがマインドフルネス。心身が安定した結果として、集中を高めやすくなります。
では、マインドフルネスはどんな風に行うのでしょうか?
それは「今」にとどまること。私達は普段、過去に起こったことや、これから起こる未来について考えを巡らせることに、多くの時間を割いています。つまり、あまりにも「今」にとどまっていません。
マインドフルネスはその「今」にとどまる方法。意識をあちこちに飛ばさないで、今だけにとどまる=没頭する、もしくは夢中になるということなのです。
そわそわふわふわしているというのは、気があちこちに行っている状態なので、「今」にとどまる練習をすることで、コントロールできるようになるのです。
女性はマルチタスクだから集中できない?
ところで、女性は特に、子育てと仕事など幅広くフォーカスしながら立ち位置を変えて行動する場面が多く、マルチタスクが得意です。一方で、一度にいろいろできる分、集中しにくいことがあるかもしれません。
では、女性はマインドフルネスが苦手なのでしょうか?
答えはNO。マインドフルネスを実践することで、今この瞬間にとどまることが上手になり、マルチタスクと集中を上手に使い分けることができるようになります。
五感を開く瞑想「歩行瞑想」
マインドフルネスの実践では、瞑想が知られていますが、そればかりではなく、さまざまな方法があります。
座って瞑想するのが苦手な人や、気分を変えたい時にもオススメなのが「歩行瞑想」です。ゆっくりと小さな歩幅で歩き、意識的な歩みを丁寧に観察します。
初めは足裏にフォーカスし、地面や床に着いたり離れたりする感覚を感じます。雑念が浮かんだら、呼吸や身体感覚に意識を戻すのは静坐瞑想と同じです。
外を歩く場合は観察瞑想にも最適。足裏集中でまず自分の心身を落ち着かせたら、風や音、季節感、歩いてくる人など、全身の感覚を使って観察し、さまざまな瞬間との一体感を味わいましょう。
その場その場で起こっていることだけに意識を向ける。一期一会を大事にするということです。この時しか感じられないものを、五感を使って味わいましょう。
ライター:幸雅子
出典:『Yogini』vol.56/「切り替え上手になれるマインドフルネス瞑想法」
監修:長谷川洋介/東京マインドフルネスセンター・センター長、ディレクター。長年ヨガや東洋医学を学び実践を深める。ジョン・ガバットジン博士による「MBSRワークショップ」終了後、2013年より東京マインドフルネスセンターにて多様なマインドフルネスプログラムを提供。
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