意外に難しいかも?美容に健康に…サプリメントとの上手なつき合い方
YOLO 編集部
- 2019年04月21日
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意外と知らないサプリメントの正体
10代のころと違って、自助努力だけではどうにもならない美容の悩み…。サプリメントや栄養ドリンクにお世話になっている人も少なくないのでは?
カバーできない悩みはない!というほど、たくさんの種類のサプリメントが世に流通しています。悩みを解決に導いてくれる一方、たくさんの種類を同時に摂取した時の飲み合わせや、人工的な栄養を極端に摂ることの危険性、継続的に飲んだ場合の耐性など、気になることも…。
身近なのに、サプリメントについて知らないことが結構多い!
サプリメントと薬の違いって何?
そもそも、サプリメントとは何なのでしょう?
錠剤の形態にものが多いため薬のように思われがちですが、サプリメントは「食品」に分類されます。薬は薬事薬機法に基づき、厚生労働省のチェックがされているもので、医師の処方箋や薬局でないと買い求めることはできません。サプリメントと同じようなイメージのあるビタミン剤は薬に分類されます。
でも「コンビニでもビタミン剤は買えるはず」と思って方もいるのでは?それらはサプリメントです。パッケージをよくよく見てみると「栄養補助食品」という明示がされていて、その分、効果も緩やか。
医薬品であるビタミン剤は治療目的に作られているため、基本的には1剤1種。摂りたい栄養素がそろうようにすると、飲む数が多くなります。治療目的でない場合は保険が利かないため、高額になることも。短期間で効果が期待できる一方、長期使用するのは控えるべきなのです。
自分に合っている?選び方が難しい!
では、サプリメントのほうが気軽に飲める!というと、それはちょっと待って!
サプリメントに含まれる有効成分は、パッケージに書かれた宣伝文句ほど十分入っていないことも少なくありません。原材料の表示を見ると、含有量の順番に記載があるのでぜひチェックを。
食品であるがゆえ効果が期待できないだけでなく、中には粗悪なものも含まれている場合も。海外の個人輸入も流行していますが、日本人の体質に合わないものもあるので、購入する前にはしっかりチェックするようにしましょう。
飲んでも無駄になっているケースも!
また、摂りすぎにも注意を!
カプセルや錠剤を形作る素材や、飲みやすくするための方法として、ショ糖や乳糖などの添加物を多量に使用していることがあります。
そもそも、表示通りに正しく飲んでいても、それが自分の体に必要かどうかもわかりにくいもの。例えば、マルチビタミンは普段の食事でも補っている分、サプリメントで取ると摂取しすぎで栄養素が排出されてしまったり、ビタミンBなど1種類摂るだけでは効果が期待できないものもあります。女性に不足しがちな鉄分も、摂りすぎると胃腸障害や血管疾患、動脈硬化などを引き起こすことも!!
サプリメントは忙しい女性の力強い味方。でも、高い費用を出して飲み続ける価値があるかどうかを判断するのは、実はとても難しいのです。
サプリメントはあくまでサポートと割り切って頼りすぎないことが大切です。
ライター:佐倉光
出典:『別冊Yogini ヨガと食事』
監修:川端理香/管理栄養士。元日本オリンピック委員会強化スタッフ。オリンピックチームやプロサッカー選手などアスリートの栄養・食事指導や一般を対象にした講演なども行う。
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