知ってる?体が軟らかいほうがいい理由
YOLO 編集部
- 2019年04月25日
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体が軟らかいほうがいい理由
筋肉が硬いと、筋肉の中を通る血管やリンパの流れが滞りがちになります。体が軟らかいほうがいいのは、これらの滞りが解消されるためです。血流やリンパの流れがスムーズになれば、栄養や酸素が行き渡り、代謝がよくなって免疫力も上がり、冷えなどの不調が解消され、痩せやすい体になります。何より健康を保てます。
どうやって軟らかくなるの?
筋肉は部位ごとに名前がついていますが、結局は体全体の中でつながっています。そのため、全身をまんべんなく動かすことで、筋肉を緩めることができ、縮まった部分を伸ばすことにつながります。例えば足首を軟らかくすると、首も軟らかくなったりするのです。
軟らかい人のためではなく行うことで軟らかくなるヨガ
筋肉全体を動かして柔軟性を上げるには、ヨガのポーズがとてもいいのです。ただし、ヨガを行うのなら、ポーズはこうでなきゃという思い込みや、人と比較する気持ちを捨てて、心を軟らかくして取り組みましょう。心が硬いままだと体も軟らかくなりません。体と心は同じものだからです。体を軟らかくしたいなら、心と同時進行で軟らかくしていくのがベストです。
憧れの開脚を実現させるために
今回は、両脚を大きく開脚して前屈するポーズを紹介しましょう。え、そんなポーズできない?ほら、もう心が硬くなっていますよ!
このポーズ、インパクトが大きく、ブームにもなりましたね。実現するにはどうすればいいのでしょうか?もちろん一朝一夕にはできませんが、股関節と内転筋にアプローチするヨガのポーズで、徐々に体と心を軟らかくしていきましょう。
【お悩み1:股関節が硬い場合】
対策は「合せきのポーズ→ストレッチ」。
開脚に必要な、股関節の柔軟性を高めるには合せきのポーズがオススメ。両足の裏を合わせ、できるだけ左右のヒザを床に近づけていきます。さらに片脚ずつ、痛くない程度に手で太モモを押して、股関節をストレッチ。
【お悩み2:内転筋(太ももの内側)が硬い場合】
対策は「呼吸をしながら腹筋を緩める」。
息を吸いながら、肋骨の下に4本の指を置き、吐きながら前かがみになって指を奥に差し込む。横隔膜を刺激し、内転筋と同じく恥骨につながっている腹直筋を緩めます。すると恥骨筋、内転筋も同時に緩み、開脚しやすくなります。
この二つを毎日少しずつ行ってみてください。体が徐々に軟らかくなっていくのを感じるでしょう。誰かと競争しているわけではないので決して焦らず、自分が柔軟になるのを楽しみにしながら行ってください。
気づいた時には、体はもちろん、気長に対応できる心の柔軟性も養われているでしょう。
ライター:幸雅子
出典:『ヨガのきほん』/「ヨガに解剖生理が必要なワケ」
監修:佐藤ゴウ/IHTA理事。YMCメディカルトレーナースクールにて、骨盤調整ヨガやパワーヨガ、リラックスヨガの他、アシュタンガ、ヨガ哲学、呼吸法などの講師も担当。繊細な感覚を見つめるレッスンを展開。
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