幸せになるにはセロトニンが必要。そのためには○○がないとダメだった…
YOLO 編集部
- 2019年07月23日
エステティシャン・鍼灸師として豊富な経験を持つ森田真理先生。女性ホルモン研究家でもあり、不妊や産前・産後ケア、生理トラブル、更年期障害といった女性特有の症状に特化して治療をされています。今回は、“幸せホルモン”とも呼ばれるセロトニンのお話です。
セロトニンは明るい時間に分泌する
睡眠ホルモン・メラトニンの素となるセロトニン。精神を安定させる作用があり、メディアでも“幸せホルモン”として話題になっています。真理先生、セロトニンについて教えて下さい!
「セロトニンは、睡眠と深くかかわっている神経伝達物質ですね。セロトニンは(暗くなってから分泌される)メラトニンと違って、朝起きて光を見てから日が沈むまで、明るい時間に分泌されているんです。だから冬季うつ病といって、日照時間が短い冬にうつ傾向になる人もいます。なぜかというと、光がセロトニンを作るから。太陽を見ていない冬は、うつ傾向になりがちなんですね。セロトニンは夜になると分泌が抑制されて、今度はメラトニンが分泌されます」
セロトニンは睡眠にも影響
一日の中で体のリズムがあって、その時出るべきものが出ていないとダメなんですね…。
「そうなんですよね。セロトニンが出ていないとメラトニンも減少し、寝つきが悪くなったり、途中で目が覚めたりします。睡眠というのは、体の疲れをとるだけじゃなくて、脳を休ませるために取るものなんですね。睡眠を取ることによって、脳をリセットしたり、ホルモンの分泌を促したり、免疫力を高めたりしているんです」
「パソコンやエンジンも、走らせっぱなしだと回転が遅くなって、オーバーヒートしてしまいますよね。リセットして休ませてあげないといけない。人間の脳も同じなんですね」
睡眠は、心と体をリセットする大切な時間。毎日きちんと取りたいですね。
ライター:沢田聡子
監修:森田真理/Mari鍼灸Salonオーナー。痩身・美容鍼灸家として人気が高い。オリジナルブランド「ぎんざ美人灸」を持つ。
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