実は糖質が多いスポーツドリンク。代わりに飲むなら○○がいい!
YOLO 編集部
- 2019年08月17日
トレーニングにスポーツドリンクはマストじゃない
トレーニング前中後、甘いスポーツドリンクをゴクゴク飲むのは抵抗がある…。そんな人は多いはず。そこでおすすめしたいのがお茶です。お茶には、ミネラルをはじめとした健康成分がたっぷり。糖分もゼロなので、カロリー過多の心配もありません。ただし、ひとつ知っておいてほしいのは、運動中の摂取は避けたほうがいいお茶もあるということです。
そう言われると、カフェインが含まれたお茶を想像する人も多いはず。でも、ノンカフェインだからといって油断は禁物なのです。たとえば、食物繊維の多いお茶を摂取すると胃腸が弱い人は下痢気味になることもあります。また、ナトリウムを排出する働きをもつカリウムが多いお茶は、発汗量が多くなったときや、30分間以上のトレーニング中には不向きです。
ただ、カフェインも100%悪者というわけではありません。トレーニング後半やレース後半、集中力を取り戻したいときなどには、覚醒作用のあるカフェイン入りのお茶を飲んでもOKです。お茶のカフェイン量はサプリメントなどに含有されているカフェイン量と比較すればかなり少なく、胃腸への負担も少ないため、胃腸の弱い人はジェルがわりに緑茶を飲むというのもありなのです。
トレ女は要チェック!シチュエーション別お茶のとり方
トレーニング前
食物繊維の少ないお茶、抗酸化力が強い成分を多く含んだお茶を。なかでもルイボスティーは食物繊維が少ないうえ、抗酸化成分も多く含まれるため、トレーニング前には最適です。ローズヒップティーはクエン酸やリンゴ酸が含まれているため、ジェルなどの糖質とともに摂取すれば、糖質の代謝がスムーズになるため、スタミナアップが期待できます。
おすすめ!
ルイボスティー
ローズヒップティー
トレーニング中
杜仲茶には、糖質の代謝を促進するビタミンB1、脂質の代謝を促進するビタミンB2が含まれているため、体内で効率よく糖質、脂質をエネルギーとして使用できるようになります。また、麦茶は血を促進する作用があるため、疲労物質の滞留を防ぐことができます。ただし、30分以上のトレーニングをする場合や、真夏の炎天下でのトレーニング時には、スポーツドリンクと併用する、塩あめをなめるなどでナトリウムを補充しましょう!
おすすめ!
杜仲茶
麦茶
トレーニング後
疲労回復効果の高い、クエン酸を含むグァバ茶とローズヒップティーを。また、鉄やカルシウムを多く含むモリンガ茶や明日葉茶もおすすめです。ただし、発汗量が多かったり、トレーニング時間が長かった場合は、まずはスポーツドリンクをペットボトル1本程度飲みましょう。
おすすめ!
グァバ茶
ローズヒップティー
モリンガ茶
明日葉茶
出典:『ランニングスタイルVol.111』(監修:篠原絵里佳)
篠原絵里佳
管理栄養士、日本抗加齢医学会認定指導士、ダイエットスタイル認定トレーナー。総合病院、腎臓・内科クリニックを経て独立。食事と睡眠の観点から健康と美容にアプローチする「睡食健美」を提唱している。
ライター:楠田圭子
- Brand :
- YOLO
Share
Profile
フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。