なぜラガーシャツのイメ―ジは横縞?
YOLO 編集部
- 2019年09月22日
身体が細めな日本選手でも横縞だと太く見えるって本当?
4年に1度のラグビーワールドカップ2019日本大会がいよいよ始まります。でもラグビーのことなんて全然知らない、そんなあなたに教えます、ラグビーの豆知識。
ファッションアイテムでも、「ラガーシャツ」として人気のラグビージャージ。なんとなく横縞のイメージが強いけれど、これは日本だけのもの。考えてみればオールブラックス(ニュージーランドのラグビー代表の愛称)は黒だし、イングランド代表は白。日本では、代表の赤白や、慶應義塾大学の黒黄のタイガージャージなど、有名チームに横縞が多く、その印象が強いのかもしれません。身体が細めな日本選手でも横縞だと太く見える、という説もあるほどです。
さて、ラグビー日本代表による、「史上最大のジャイアントキリング(番狂わせ)」ともいわれた試合を覚えているでしょうか? 2015 年のラグビー・ワールドカップで、日本代表が南アフリカ代表を破った試合は記憶にも新しいはず。「史上最大のジャイアントキリング」ともいわれましたが、同時にラグビーではジャイアントキリングが起きにくい、とも話題になったのです。ラグビーは相手とぶつかり合うコンタクト・スポーツであり、体重や力の差が結果に影響しやすい。かつてオールブラックスが年間無敗(2013 年)を記録するなど、強い奴は強いスポーツなのです。
日本のラグビーはアマチュアとしての側面が強い?
日本とラグビーの歴史は古く、1871年のRFU(ラグビー・フットボール・ユニオン)設立の翌年には、菊池大麓(だいろく)という人が留学先のケンブリッジ大学でラグビーの試合に出場したとされます。1899 年には、エドワード・B・クラークというイギリス人教師が慶應義塾大学の学生にラグビーを紹介。こうして日本では学生のスポーツとしてラグビーが発展していきました。現在でもアマチュアとしての側面が強いので、日本でのラグビーは基本的にRFUのものを指しています。一方、選手の報酬を支持してきたのが「ラグビー・リーグ・フットボール(現在のRL:ラグビー・リーグ)」といいます。
日本ではなじみが薄いですが、ラグビーにはRFUを指す「ラグビー・ユニオン」と、「ラグビー・リーグ(RL)」の2つがあります。そもそも、両者は同じルールでしたが、分離後にRLは13人制(RFUは15人制)となり、労働者がケガをして仕事ができなくなることを防ぐためもあり、ラックやモール、ラインアウトも廃止されました。歴史上、両者の関係には複雑なものがありますが、近年は融和の方向にあるといいます。
出典:『スポーツ雑学大全』
ライター:YOLO編集部
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