基礎代謝量は高い?低い?習慣を改善するための基本と知識をチェック
YOLO 編集部
- 2021年10月20日
ダイエットやボディメイクに励んでいると、「基礎代謝量」という言葉をよく耳にしますよね。しかし、その言葉の意味や、基礎代謝量を上げる具体的な方法まではよくわかっていない方も多いのではないでしょうか。そこで、今回は基礎代謝量について気になる疑問を、薬剤師の有島ゆいさんに聞いてみました。
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基礎代謝量とは?健康と美容との関係
私たちの体は、じっとしている間や就寝中も、エネルギーを消費しています。体を動かしていなくても、体温を維持したり心臓を動かしたりするためには、エネルギーが必要だからです。
このように、生命を維持するために必要なエネルギー量のことを「基礎代謝量」といいます。基礎代謝量が低下すると、エネルギー消費が減るため、痩せにくくなってしまうことは想像できますよね。
また、基礎代謝量の低下は血流悪化につながり、冷え性や肌荒れなどの原因になる恐れもあります。健康や美容が気になる女性にとって、基礎代謝量は無視できない存在なのです。
基礎代謝量が高い人の特徴とは?
基礎代謝量が高い人には、いくつかの共通点があります。その特徴をみていきましょう。
筋肉量が多い
基礎代謝におけるエネルギーの多くは、筋肉で消費されます。そのため、筋肉量が多いと基礎代謝量も高くなることがわかっています。
一般的に、男性は女性に比べて筋肉量が多いので、基礎代謝量も高くなる傾向があります。
内臓の働きが活発である
筋肉と同様に、内臓も多くのエネルギーを消費する器官です。目に見える特徴ではありませんが、基礎代謝量が高い人は、内臓の働きが活発であるといえるでしょう。
水分をこまめに補給している
こまめに水分を補給する人は、体内の水分が十分に入れ替わっています。こまめに水分を摂ることで、栄養素の運搬や老廃物の排泄といった生命維持活動がスムーズになるので、基礎代謝量が高まると考えられます。
基礎代謝量をアップさせる方法とは?
それでは、基礎代謝量をアップさせるための具体的な方法をご紹介します。
筋トレをする
基礎代謝量の向上を目指すなら、筋トレがオススメです。ただし、筋肉量は短期間で増やせるものではありません。無理なく継続することが大切です。
また、毎日同じ部位をトレーニングするのではなく、適度に筋肉を休ませることも意識しましょう。
食事で体を温める
胃腸を温めることによって内臓の働きが活発になり、基礎代謝量アップが期待できます。以下に、体を温める効果が期待できる食材をご紹介します。
体を温めるオススメ食材
生姜
トウガラシ
シナモン
かぼちゃ
にんじん
香辛料や冬が旬の根菜類などを積極的に摂りましょう。
基礎代謝量アップを助ける漢方もオススメ
「最近、痩せにくくなってきた」、「なんだか代謝が落ちている気がする」という人には、漢方薬もオススメです。
漢方薬は、老廃物を排泄したり、水分代謝を良くしたりすることで、体の内側から太りにくい体質づくりを目指します。そのため、代謝が悪く脂肪が燃えにくい方の治療にも、漢方薬が使われているのです。
漢方薬の3つのメリット
- 一般的に副作用が少ないといわれている
- 体質に合えば高い効果が期待できる
- 体の内側から心と体全体の改善を目指せる
バランスのとれた食事や運動を毎日続けることが難しい場合でも、漢方薬であれば症状や体質に合ったものを飲むだけなので、無理なく続けることができるでしょう。
基礎代謝量の低下が気になる人にオススメの漢方薬
防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
体力があり、便秘がちで皮下脂肪が気になる方に
水分代謝を促し、むくみや便秘の症状に用いられる漢方薬です。
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
体力が中等度以下で、疲れやすい方に
余分な水分を出しやすくし、むくみや肥満症に用いられる漢方薬です。
ただし、漢方薬はその人に最適な生薬の組み合わせでないと効果がでないだけでなく、副作用が起こる場合もあります。大切なのは、自分に合った漢方薬を選ぶことです。
最近、話題になっている「あんしん漢方」では、薬剤師などの医療チームがAIを利用し、「オンライン漢方相談」を行っています。こうした相談窓口を利用して、漢方に詳しい薬剤師に相談してみるといいでしょう。
「自分に効く漢方と出会いたい」「お手頃価格で不調を改善したい」という方にぴったりです。
基礎代謝量をアップして内側から美しく!
健康や美容を意識するうえで、無視できないのが基礎代謝量です。日頃の食事や運動などで、基礎代謝量がアップする生活を心がけましょう。
また、専門家に相談し、漢方薬に頼るのもオススメです。
基礎代謝量を高めて、体の内側からキレイを目指しましょう!
<監修者>
薬剤師 有島ゆい
6年制薬学部を卒業後、調剤薬局にて勤務。薬剤師としての役割を模索する。企業の管理薬剤師を経て、現在はWebライターとして活動中。
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