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サーフィン初心者が上達に欠かせないテクニックポイントって?【Part 2】

手軽に始められるサーフィンだが、モチベーションをキープしながら続けていく事のほうが難しい。そこで、初心者~中級者が陥りやすい壁を挙げ、それを乗り越えるためのポイントを4回に分けてお届けする、今回は【Part 2】。せっかく始めたサーフィンを途中で挫折しないためにも、ぜひチェックして!

波を見る目を養う

for Short&Long

海に着いて最初にやることはなんだろうか? それは波チェックだ。海を観察して、波の様子を伺う。だが、この波チェックを疎かにしている人が意外と多い。波を見ずに海へ入っていく人もいるし、チラ見程度の人もいる。でも、海は多くの情報をサーファーに与えてくれるので、少なくとも5分、できれば10分観察するように心がけたい。チェックするポイントとしては、波の大きさと形、波の崩れる方向、風の強さと吹いている方向、どれくらい上手い人がどれくらいの人数入っているのか、流れ、海に入る場所、そしてボトムの形状である。普段から通っているポイントならボトム形状は理解しているだろうが、他の要素は日々変化するもの。だからこそ海に入る前に把握しておきたい。

CHECK LIST

□波の大きさと形
□風向きと強さ
□混雑具合
□エントリー場所
□ブレイクの方向
□カレント
□サーファーのレベル
□ボトム形状

photo: Pedro Gomes

海に着いて波チェックをするとき、抑えるべきポイントはいくつもある。だからこそ最低でも5分は海を観察するようにしよう。

できるだけ水を掴むようにパドルする

for Short&Long

サーフィンする上で基礎中の基礎だが、最も重要とも言っていいのがパドリングだ。波に乗るときはもちろん、沖に出るときにもパドリングが必要になってくる。そして、よく海で見かけるのが、パドリング力が弱いために波に置いていかれ、キャッチできないサーファーの姿。上手い人のサーフィンを見てみると、必ずパドリングが速いし、速いからこそいいポジションから波に乗れているのがわかるはずだ。それではパドリングを速くする方法だが、腕の回転を速くするだけでは効率のいいパドリングにはならない。胸を反らせて前を向き、レールに沿って腕を動かしつつ、手と腕でしっかりと水を掴むように行うことが大事だ。当然、疲れる方法ではあるが、サボッていてはパドリングは速くならない。
photos: Pedro Gomes

正しいパドリングをしていると、掻いている手に水の抵抗を感じるはず。それこそ水を掴んでいるということなのだ。

ドルフィンスルーは片方の足を上げるようにして体をボードに近づける

for Short

サーフボードの容量が小さく、軽く仕上げられているショートボードは、ロングボードに比べて圧倒的に取り扱いが楽だ。サーフィンの場合、ゲッティングアウトのときにやってくる波をどうやってやり過ごすのかというのも課題になるが、ショートボーダーはボードを海に沈めて波を回避するドルフィンスルーというテクニックを利用している。これは英語ではダックダイブと呼ばれるが、とにかくいかにしてボードを上手く海の中深くに沈めるかというのがキモであり、同時に自分の体も海の中に深く沈めることが重要になる。ポイントとしては、ボードを沈めるときに片方の足でボードのテールを蹴ると同時に、もう一方の足を空中に上げるようにして上半身をボードから離れないようにすることだ。

photos: Pedro Gomes

ドルフィンはボードも体もほぼ同時に海中深くに沈めないと上手くいかない。成功したときはスッと波の裏側に抜けられる。

ローリングスルーはボードが離れないように体を引きつける

for Long

ゲッティングアウト時に迫ってくる波をやり過ごす方法はショートとロングでは異なる。ロングはボード自体が長く重いので、ショートのように自在に海中へ沈めることができないからだ。そんなロングボーダーが利用するテクニックがローリングスルーと呼ばれるもの。ボードを上下逆さまにして、サーファーもボードと同じように裏返るようにする方法だ。しかし、上手くできないと波からの衝撃をダイレクトに受けて、波と共に岸側へかなり戻されてしまう。大事なのは波に対して真っ直ぐアプローチした上で、裏返しになったときに体がボードから離れないようにするということ。肘を折り曲げて、胸をボードに近づけるようにしてボードに体を引きつけるときっと上手くいくだろう。

illustration: AkiraTsukakoshi

浮力がたっぷりあるロングだからこそテイクオフが楽なのだが、逆を言えばだからこそ沖に出るのが大変なときもある。

初めから横へテイクオフすればその後の展開が楽になる

for Short&Long

テイクオフするとき、どの方向を向いてパドリングしているだろうか? パドリングで得たスピードを最大限生かしてテイクオフするのであれば、うねりが進んでいく方向、つまり岸に向かって真っ直ぐ漕いでいくのが最適だ。ただし、それだとボードが波のボトムに向かって一直線に降りていくことになるので、波に乗っていくその後の展開のことを考えると高い技術を持っていないと難しくなってしまう。特に小さい波のコンディションの場合、波のフェイスも小さいので、真っ直ぐテイクオフするとすぐに失速してしまうだろう。そこで有効なのが進行方向に向けて斜めにテイクオフするという方法。パドリング効率は多少悪くなるが、その後も波のパワーポジションを逃さすライディングしやすくなる。

photo: Kenyu

ただやみくもにテイクオフするだけではなく、次のライディングを考えて行うのが上級者への第一歩だ。

サーフィン初心者が上達に欠かせないテクニックポイントって?|【Part 3】はこちら>>>

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NALU 編集部

NALU 編集部

テーマは「THE ART OF SURFING」。波との出会いは一期一会。そんな儚くも美しい波を心から愛するサーファーたちの、心揺さぶる会心のフォトが満載のサーフマガジン。

NALU 編集部の記事一覧

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