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悩める女子サーファーいらっしゃい!波乗りターンがしたい|サーフィン講座

その巧みなテクニックにファンの多いプロロングボーダーの島尻裕子さんが、毎回女性サーファーをゲストに迎え、ライディングに関するお悩みを解決するこの企画。今回は、「波には乗れるようになったけど、その後の前進が見られない」という3年目サーファーにありがちな悩みを解決します!

「悩める女子サーファー
いらっしゃい!」
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今回のお悩み「ターンで波を繋ぎたい」

MICHIKOさん スタイリスト。ファッション誌、広告など幅広く活躍。3年前よりサーフィンをスタート。愛用ボードはジョエル・チューダー。週に1度は千葉や湘南の海に足を運んでいる。

基本を見直して波に乗れる時間を長く!

MICHIKO 一年前よりはテイクオフの成功率は上がってきたけど、全然長く波に乗れないんです。

島尻 でも横には滑れてますよ!

MICHIKO じゃあ、その後の動作に問題があるのかな? すぐに身体がグラついて、海にボトンと落ちちゃうんです。あと、ボードに立っている時に手を上げてしまう癖もあるみたいで……。

島尻 スタンスが狭いからじゃないかな? さっきライディングを見せてもらったけど、両足をポンっと浮かせて、一気にボードの上に立ってた。そうすると、あまり大きく足を広げられないから、重心が不安定になり、ボードの揺らぎに身体が対応しづらくなるよ。その結果、両手を使って全体のバランスを取ろうとしてしまうんじゃないかな。

MICHIKO おお、なるほど! 確かに言われてみれば、先生よりもスタンスが狭い気がします。

島尻 スタンスを広げて重心も今より少し落とせば、さらにボードは安定。テイクオフのポジショニングは悪くないし、スタンスを改善することで今までより波の上に長くいれると思う。特に波が大きくて張ってきた時には、しっかり重心を取らないとボードの揺らぎで張り倒されちゃうからね。

MICHIKO そっか。じゃあまずは基本のスタンスを見直して練習ですね。ターンもできるようになりたいとは思ってたけど、それはまだまだ先の話ですね……。

島尻 ライディング中にターンをしようとする気持ちは読み取れた。でも、ボトムに降り切ってからターンしようとしてるので、失速するし、スープに捕まっちゃう。ターンは波のフェイスから緩やかにするといいよ。ちなみに、波に乗った後で左右どっちに進むか考えているみたいだから、行動が遅れてしまってた。テイクオフ前から進む方向を決めておいて、最初から目線も含め、進行方向を意識するといいかも。

MICHIKO 確かに。いつも先の動きを深く考えず、波がきたらなんとなくテイクオフしてました。

テイクオフする瞬間から、進みたい方向へ目線と身体を向けている島尻プロ。波のパワーゾーンから外れたら、4のようにターンをしてリカバリー。この動作の連続で長いライディングは可能に

島尻 時には良さそうな波を見送り、その波がどこで割れるのか、どんな割れ方をするのかを観察するのもいいかもね。ひたすら沖を見て波を探すだけじゃなく、誰かのライディングを観察することで、学ぶこともあるし。そうやって波に対する感覚を養っていくと、無理そうな波にテイクオフすることも減るはず。

MICHIKO わっ、無理そうな波にテイクオフしてました(笑)?

島尻 ときどき(笑)。

MICHIKO だから、すぐにボードが突き刺さることも多いんだ。

島尻 ポイントをよく変えるならなおさらだね。いい波を見極められるようになれば、必然的にライディング時間も長くなるだろうし、もっとサーフィンが楽しくなると思う。

MICHIKO それは嬉しい! いまから早速実践してみます。

shimajiri’s answer「スタンスの見直しと目線での誘導を意識しよう」

長く波に乗るためにも、ターンを駆使してボードを波のパワーゾーンにキープ! 一歩先の進行方向へ目線を向け、動きを誘導することが大切だ。

ティーチャー
島尻裕子

千葉北をホームブレイクとするプロロングボーダー。どんなボードも自在に乗りこなすテクニックは、学ぶべき要素も多数。大網白里に自身のショップ「BONS casa de verano」を構える。

 

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NALU 編集部

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テーマは「THE ART OF SURFING」。波との出会いは一期一会。そんな儚くも美しい波を心から愛するサーファーたちの、心揺さぶる会心のフォトが満載のサーフマガジン。

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