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博多屋台 天神~中洲の珠玉の13軒でハシゴ酒を楽しもう!

せっかくの博多の夜。屋台を楽しみたい

全国で10本の指に入る大都市でありながら、いまなお屋台文化が地域に根づく福岡。

街の中心地に複数の屋台がひしめくさまは、全国でも珍しい光景です。たとえほかの場所で夕食を食べてしまった後でも、これはぜひ見ておきたいですね。

屋台で食べられるものは、豚骨ラーメンをはじめ、もつ鍋、ひと口餃子、辛子明太子といった博多名物。これらはほとんどの店で味わえるほか、各々の店が個性を出したオリジナルの名物も多数!

間違いなくハシゴをしたくなる店ばかり。さらに、肩と肩が触れ合う距離で飲む一体感や、人情味あふれる雰囲気、また開放感も、博多の屋台ならではの醍醐味。

とはいえ、はじめて行くという人の中には(特に女性は)、なかなかハードルが高いと感じる人もいると思います。

「料金をぼったくられたりしないか……」、「ひょっとしたら、暗黙のルールみたいなものがあるんじゃないか……」という心配がある人は、予備知識を頭に入れておきましょう。これで屋台デビューも安心です。

屋台があるから、博多の夜は長く、そして最高に楽しい。店と、そして人との一期一会を楽しんでください。

まずは不安を解消。屋台デビューの前にルールを確認しておこう

1.メニューと料金をしっかり提示している屋台を選びましょう

2.天候や定休日を確認しましょう

3.基本的に予約はできません。

4.オープン直後か、22時以降に行くのがおすすめです。

5.席を譲り合うことや、会計時のお札を崩しておくことなど、屋台マナーを覚えておくといいですね。

6.まずは看板メニューなど、大将に訪ねてみよう。

7.暑さと寒さの対策をしっかりしていきましょう。

8.ほとんどの屋台ではクレジットカードは使えないので注意が必要です。

9.屋台によっては余った料理を持ち帰れるところもあります。

10.屋台きっぷという、屋台で使えるチケットがあるので料理やドリンクと交換できます。

元祖めんたい玉子焼「屋台 雲仙」

めんたい玉子焼は、主役の明太子はもちろん、キクラゲなどそのほかの具もたっぷり。
アツアツで提供される手づくりギョーザは、柚子ゴショウと一緒に食べるのがおすすめです。

玉子焼きに明太子を入れた「めんたい玉子焼」の発祥店。洋食、和食の経験を生かした豊富な料理も魅力で、同業の屋台仲間からの信頼も厚いです。和気あいあいとした雰囲気で、屋台初心者でも安心して入れますよ。大本さん夫婦の気さくな人柄に惹かれて通う常連客も多くいます。

【DATA】
屋台 雲仙(やたい うんぜん)
住所:福岡県福岡市中央区天神2-13-1 福岡銀行本店前
電話:090-8625-9512
営業時間:18:30~翌1:00
定休日:日曜日、荒天時

博多唯一の屋台バー「屋台バー えびちゃん」

店内にはところ狭しとお酒のボトルが並べられており、落ち着いた照明も心地よい。屋台でありながらも本格的なバーさながらの雰囲気が味わえます。
洋風おでんは、牛テールのだしで炊くのがこだわり。カクテルとの意外なコラボを楽しんでください。
カマンベールチーズのマーマレード焼き。
ソルティドッグは、創業時から提供し続けているという同店を代表する一杯。注文に悩んだら、まずはこのカクテルで乾杯をしましょう。
和の風情を醸す暖簾をくぐると、カウンターの奥に立っているのは、白いワイシャツに袖を通しボウタイを締めたスタッフたち。そのギャップもおもしろい。

バーテンダーとして半世紀以上のキャリアを誇った伝説のマスター・海老名さん引退後、その息子さんが経営する博多唯一の屋台バー。豊富な経験から生み出されるカクテルは本格的な味わいと定評があります。

【DATA】
屋台バー えびちゃん
住所:福岡県福岡市中央区天神4-2-1
電話:090-3735-4939
営業時間:19:00~翌2:00
定休日:不定休、荒天時

女性大将が営む人気屋台「かじしか」

香ばしく焼いて甘ダレをかけた豚足。表面はカリッ、中はもちっとした食感にやみつきになります。
清潔感のある店内は温かみあふれる雰囲気で、女性一人の屋台デビューにも最適な1軒。和やかなムードでお客同士の会話も弾み、これぞ屋台!の醍醐味を味わえますよ。カウンターには旬の魚介類が並び、博多ねぎ巻きなど工夫が光る料理が揃うのも人気の理由。

博多でも珍しい女性大将ならではの細やかな心配りと、その父である小大将の朗らかな接客にファンが多い人気店。絶品と名高い名物の豚足の美味しさもさることながら、オーダーごとに炭火で焼き上げてくれる魚介や野菜などの串焼きは格別の味わいです。旬の味覚と人の温かさに元気をもらえる人情屋台。

【DATA】
かじしか
住所:福岡県福岡市博多区奈良屋町5-14
電話:092-710-6739
営業時間:18:00~24:00
※23:30L.O.
定休日:日曜日、荒天時

焼きラーメン発祥の行列店「小金ちゃん」

焼きラーメン。細ストレート麺を軟らかめにゆで、豚骨スープ、ソースをしっかり吸わせます。
一見さんの観光客も多く訪れる有名店なので、屋台がはじめてでも安心して来店できます。並んででも食べたい焼きラーメンは、お酒のおつまみにも、飲んだ後の〆にも最適ですね。
店先にずらりと並ぶ行列は、天神エリアの日常風景。味のある暖簾も店の歴史を物語っています。

行列客の目当ては、同店が発祥とされる名物「焼きラーメン」。夏はラーメンのスープが飲めないという常連のため、初代店主が豚骨スープを麺に合わせ、ソースで味つけして炒めて出したのがルーツ。

【DATA】
小金ちゃん(こきんちゃん)
住所:福岡市中央区天神2 ホテルモントレ ラ・スール福岡向かい
電話:090-3072-4304
営業時間:18:30~翌1:30
※金曜日、土曜日 ~翌2時
※各30分前L.O.
定休日:木曜日、日曜日、荒天時
※日曜日が祝日の場合は翌日休

名店出身のひと口餃子「武ちゃん」

つくりたてにこだわる焼き餃子。ひと口サイズでパクパク食べられます。
豚肉のキムチ焼き。豚肉そのものの旨みを生かすため、辛さは抑えめに仕上げています。
どて鍋。濃厚な味噌のコクが後を引く味わいに。
ざっくばらんとした人柄の大将・武内さん。「餃子の持ち帰りも好評ばい!気軽に遊びに来んね」。

お客のほぼ100%がオーダーするという名物が、ひと口餃子。実は大将の武内さんは、屋台を開業する前、中洲にあるひと口餃子の名店「宝雲亭」で約10年修業を積んだ経験の持ち主。餃子の製法や味つけは名店の味を独自にアレンジし、なるべくつくり置きをすることなく、注文後にテンポよく包むのがこだわりです。

【DATA】
武ちゃん(たけちゃん)
住所:福岡県福岡市博多区中洲1 清流公園横
電話:090-9479-6348
営業時間:19:00~翌1:00L.O.
定休日:日曜日、荒天時、ほか不定休あり

良質な素材をお値打ちに「なんしようと屋」

西田さんの気前のよさが発揮されたもやしそば。二人でも十分なボリュームで、豚骨スープを吸ったジューシーな麺が秀逸。
焼鳥は常時15〜16種が揃っています。大ぶりの素材を炭火で焼き上げるのが美味しさの理由ですよ。
特製の丸鍋で煮込むおでんリーズナブルな価格なのでうれしいですね。
「自分が食べたい価格」という西田さんの言葉通り、メニューは大半がワンコイン前後。高いものでもで楽しめます。

創業29年という天神界隈では比較的新しい屋台ながら、常連比率の高さが人気を物語っています。大将の西田さんは独学で料理の技術を習得。良質な素材を生かした自慢の焼鳥をはじめ、モツ煮込みやおでんなど、どの料理も丁寧な仕事が行き届いていますよ。

【DATA】
なんしようと屋(なんしようとや)
住所:福岡県福岡市中央区天神1 三菱東京UFJ 銀行福岡支店前
電話:090-7446-3638
営業時間:18:00頃~24:00
定休日:日曜日、祝日、荒天時、ほか不定休あり

屋台でメキシカン気分!「あほたれ〜の」

ほどよくスパイシーで酒が進むタコス。
客層は女性比率が高く、年齢層も若め。週末は混み合います。

メニューは昔から和洋折衷。もつ鍋からおでん、ラーメン、天ぷら、トマトのチーズ焼きまで実に多彩。看板メニューのタコスは、メキシコ人のスタッフが働いていた際に本場のレシピを習い、日本風に辛さを微調整した一品。土曜限定の自家製ジャンボコロッケも好評ですよ。

【DATA】
あほたれ~の
住所:福岡県福岡市中央区天神1 大丸福岡天神店前
電話:080-5247-9819
営業時間:19:00~翌3時
定休日:不定休、荒天時

虜になる絶品ラーメン「永ちゃん」

豚骨ラーメンは替玉にも対応。これだけを食べに来る人も多く、県外からのお客もちらほらいます。
隠れた人気料理のキビナゴ焼き。

大将の永濱さん夫婦とその息子さんが親子で営む、天神きっての人情屋台。看板メニューは、博多の王道をいく豚骨ラーメン。豚骨100%のスープはしっかりと豚骨の旨みが詰まっていますが、後味はすっきりとして女性からも好評。冬場なら、だしが染みたおでんも◎。

【DATA】
永ちゃん(ながちゃん)
住所:福岡市中央区天神1 ツインビル前
電話:090-8413-2992
営業時間:18:00~翌2:00
※翌1:30L.O.
定休日:日曜日、荒天時

四川流の本格中華「天神屋台 宗」

麻婆豆腐の辛さは調整可能。
オリジナル焼飯。キムチ入り、高菜入りなど種類豊富。

大将・山川さんはもともと四川料理の料理人。名物はピリ辛の麻婆豆腐と、強い火力で一気に仕上げる焼き飯。「先代からのラーメンがあるからどの料理にも豚骨スープを使っとるんよ」と山川さん。まろやかなコクが、中華料理に丸みを与えるといいます。

【DATA】
天神屋台 宗(てんじんやたい そう)
住所:福岡県福岡市中央区渡辺通4
電話:090-8665-1692
営業時間:19:00~翌2:00
※15分前L.O.
定休日:日曜日、荒天時、不定休

独創的な創作料理が自慢「博多っ子純情屋台 喜柳」

餅生地の食感が痛快なモチモチぎょうざ。
「箸巻き」に着想を得た博多グルまき。

博多名物・山笠を愛してやまない大将・迎さんが出迎えてくれます。太宰府天満宮の名物・梅ヶ枝餅の器具で焼いた餅であんを包んだ名物の餃子をはじめ、お好み焼きに明太子を挟んで巻いたものなど個性的なアイデアが光る創作料理が多数揃っていますよ。

【DATA】
博多っ子純情屋台 喜柳(はかたっこじゅんじょうやたい きりゅう)
住所:福岡県福岡市中央区天神1 大丸福岡天神店前
電話:090-9721-9061
営業時間:18:00頃~翌3:00
定休日:無、荒天時は要確認

本格・韓国料理に舌鼓を打つ「屋台屋 ぴょんきち」

ひと口サイズの明太ぎょうざ。カリッと香ばしく焼き上げられた皮と、明太子の風味が食欲を刺激します。
ぴょんきちのお客はとにかく元気。隣り合うお客とも自然と会話が弾みます。

イチオシは韓国料理という個性的な一軒。韓国人も納得という味を支えるのは、現地から取り寄せるというトウガラシや香辛料。売れ筋は、バラポックム、丸腸の甘辛味噌炒め。残ったタレで焼飯にしてくれるサービスも好評。

【DATA】
屋台屋 ぴょんきち(やたいや ぴょんきち)
住所:福岡県福岡市中央区天神1 大丸福岡天神店前
電話:090-9074-4390
営業時間:18:00~翌1:30L.O.
定休日:不定休、荒天時

メニュー数は博多一!?「なかちゃん」

アツアツがうれしい明太玉子焼き。二人で食べても十分満足できるボリューム感がウリです。
メニューは全体的に量が多めだが、ハーフサイズでの注文も可能なので一人でもご安心を。多彩な鉄板料理を堪能できる人気店。

極力手づくりしているというソースやドレッシングは20種以上。それらを使い、得意とする鉄板を駆使して次々と料理をつくっていきます。「博多一のメニュー数じゃないのかな」と中川さんは胸を張るほど。メニューのレパートリーは実に100種以上で、肉料理からお好み焼き、ラーメンなどまで幅広い。

【DATA】
なかちゃん
住所:福岡県福岡市中央区天神2 福岡三越前
電話:090-3601-3540
営業時間:19:00~翌3:00
定休日:不定休、荒天時

熟練の技あり天ぷら「天一」

天ぷら盛り合わせAセット。魚と野菜のネタは日替わり。
気さくな米倉さんも揚げる瞬間は真剣な表情。先代の奥さん・中村さんと二人で営んでいます。天ぷら屋台として半世紀以上。常連客も多いです。

屋台を切り盛りする米倉さんは、天ぷらひと筋40年の大ベテラン。天ぷらはまずお得なセットを注文し、足りない分を単品でオーダーするのがおすすめ。Aセットはエビが3尾、Bセットはエビが2尾。その他、共通して魚介が3種、野菜が4種付きます。

【DATA】
天一(てんいち)
住所:福岡県福岡市中央区天神1 三菱東京UFJ 銀行・福岡支店前
電話:090-5080-0380
営業時間:18:00~24:00
定休日:水曜日、土曜日、日曜日、祝日、荒天時

 

※掲載内容は2017年4月取材時のものです。

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オンは仕事をバリバリこなし、限られたオフはおもいっきり羽を伸ばして楽しむ!そんな大人のキャリアウーマンの「せっかくだから」を満たす、ちょっと贅沢な国内ガイドマガジン。

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