メイクのプロに聞いた!冬のUV対策のポイント
YOLO 編集部
- 2023年11月16日
紫外線対策のポイントは“角度”
「紫外線は一年中あります」ときっぱり言い切った成田さん。秋冬のほうが弱くなるとはいえ、紫外線は変わらず降り注いでいるのです!
「多分、昔よりも今のほうが紫外線は強い。なので、やっぱり一年中UVのクリームは塗っておいたほういいと思います」。
秋冬の紫外線、ポイントは“角度”。「真夏は上から紫外線がくるんですけど、秋冬ってちょっと横からになる。ということは、結構まんべんなく顔に当たるんですよね」。えっ、それって結構コワいかも。
「上からくる夏の紫外線の場合は、帽子をかぶれば陰になって防ぎやすいんですけど、秋冬は帽子をかぶっていても横からくる!だから、意外と当たりやすいんですね。実は恐かったりします」
だから、秋冬も油断は禁物。「もういいや」ではなくて、いつも通りのケアが必要、と成田さんは言います。真夏の海ほど敏感にならなくても良いですが、日常程度のUVケアはしておくといいでしょう。
乾燥対策が紫外線も防ぐ
「乾燥している肌に紫外線が当たると、より害を受けやすくなる」と成田さん。紫外線対策という意味でも、水分量のキープは必須。
湿度が下がった時や、紫外線に当たってしまった日の夜に、乾燥対策で紹介したお手入れ(コットンパックなど)をすると、ダメージは最小限にとどめられるのです。
「もともと人間の角質層の中には、ナチュラル・モイスチャライジング・ファクター(天然保湿因子)があって、勝手に自分の細胞で肌を守ろうとする機能が備わっています。人間の皮脂と汗が混じり合い、水分を受けている皮脂膜が、顔の表面にバリアとして張られているんですね」
化粧水・クリーム・乳液は、あくまでもその分泌が弱まった時の“お助け”。本当は化粧品に頼らないことが一番ですが、頼らざるを得ない時代に生きる私達は、分量を自分で加減することが必要です。
「化粧品にどんなにいい美容成分が入っていたとしても、そんなに中まで入っていかないんです。表面を守ってあげることで、肌の中のすべてを守ってあげることになるので、ポイントは皮脂膜ですね」
天気が不安定な今年の秋冬。でも、紫外線は容赦してくれません。しっかりと対策を考えたいですね。
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ライター:沢田聡子
取材協力:成田幸代/『Yogini』をはじめとした数々の雑誌、広告、ファッションショーで活躍するヘアメイクアップアーティスト。100%天然由来のスキンケア化粧品「伏水薫」のプロデュースを手がけ、多くの女性の支持を集めている。
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