プールに入って熱中症対策!は大きな間違いだった!!
YOLO 編集部
- 2024年06月27日
水につかっているから安心は大間違い!
プールで熱中症…。ちょっと意外ですよね。でも、プールは熱中症の発生リスクがとても高い場所といわれているのです。とくに屋外のプールは要注意です。
炎天下では、水温が上がるうえ、体内で熱が大量に発生するため、想像以上に体温が上昇してしまうのです。さらに、プールサイドがコンクリートであると照り返しが強いことも問題となります。
でも、「水温が高くたって水につかっているから、体温は下がるでしょう?」って思いますよね。じつはそうではないのです。プールに入って体の表面の温度が下がると毛細血管が収縮して、熱を運び体外に逃がす役割をもつ血液の量が減少してしまいます。その結果、体の中心部の熱が体外に発散されにくくなり、熱中症の危険がますます高まってしまうのです…。
さらに、肌の露出が多いため、より広範囲に紫外線を浴びてしまいます。それによって体力の消耗が激しくなることも熱中症の原因になります。これは日焼け止めを塗っても完全には避けられないというのがやっかいなところです。
もちろん、室内プールも油断は厳禁。屋外よりもさらに高温多湿の環境になるので注意が必要です。プールの更衣室も危険地帯。多湿で、室温が45℃にまでなることもあるからです。
プールでは、体温の異常な上昇を防ぐため、木陰でこまめに休憩して、水分や塩分を補給するように心がけてくださいね。
プールで熱中症にかからないための心がけ
・長時間、泳ぎ続けない
気温が高い日はこまめに休憩をとり、体温上昇を防ぎましょう。
・木陰で休む
炎天下のプールサイドは危険度が高い場所です。木陰を探して、休むようにしましょう。
・紫外線にさらされない
ウォータープルーフ機能のついた日焼け止めを塗ることが理想ですが、プールによっては使用禁止のところも…。長袖の水着、「ラッシュガード」の着用も効果的です。
・定期的に水分を補給する
スポーツドリンクや経口補水液のような体に吸収されやすい飲料がおすすめです。
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出典:『医者が教える熱中症対策』(監修:医療法人三九会三九朗病院循環器内科専門医・医学博士 伊藤重範)
ライター:楠田圭子
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