カフェインを口にしないとやる気が出ないのは…副腎疲労!?
YOLO 編集部
- 2024年09月16日
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「副腎」を知っていますか?
副腎とは、さまざまなストレスから体を守るホルモンである「コルチゾール」を分泌する臓器です。50種類以上のホルモンを生産・分泌している内分泌器官でもあります。「ストレスの腺」とも称され、ホルモンを分泌することにより、心身が受けるあらゆるストレスから体を守る仕事をしています。
そんな副腎は、ストレス過多の状態になるとコルチゾールを浪費することになり、疲れて機能が低下します。そんな副腎の状態を「副腎疲労」と呼ぶのです。
あなたは大丈夫?「副腎疲労」の可能性を診断
心と体の状態に気づくための簡易チェックがこちら。以下の項目で当てはまるものがあればチェックしてみましょう。
- 朝起きるのがツラい。
- 熟睡できず、朝に目が覚めても疲れが取れない。
・甘いものや塩分が高いもの(しょっぱいもの)を好んで食べる。
・エネルギーが不足している感じがする。元気が出ず、倦怠感を覚える。
・今までできていた日常的なことをやるのにひと苦労する。
・性への興味が低下している。性欲がない。
・ストレスにうまく対処できない。小さいことでもイライラし、人に八つ当たりする。飲酒や喫煙の習慣がある。
・風邪や呼吸器の感染症(気管支炎など)に罹ると、なかなか治らない。ぶつけた傷なども治りにくい。
・ベッドや椅子から立ち上がると、クラクラしたり、目の前が真っ暗(白)になる。
・気持ちが落ち込む。“うつ”っぽい気がする。
・人生に何の意味も見出せない。楽しいことがない。
・PMS(月経前症候群)が悪化している(月経の数日前から月経が始まるまでの間に、腹痛、頭痛、肩コリ、むくみ、便秘、下痢や眠気、気分の落ち込みが激しくなるといった症状がある)。
・コーヒーやコーラなどのカフェインの入った飲み物やチョコレートを口にしないと、やる気が出ない。
・思考が定まらず、ボーッとすることが多い。集中力が低下した。
・もの忘れをすることが多くなった。昼食に何を食べたか思い出せないなど、記憶力が落ちた気がする。
・食事をスキップするとぐったりしてしまう。
・甘いものを食べると急に元気になるが、その後だるくなる。
・午後3時か4時ぐらいの間はぼんやりしている。
・我慢ができなくなり、急にキレてしまう。
・夕食後の午後6時以降になると、やっと元気になってくる。
チェックした項目が三つ以上あれば、副腎疲労にかかっている可能性アリ。改善に取り組みましょう!
副腎疲労の改善は「フィジカル」「メンタル」両方から
副腎疲労改善のためにはフィジカルとメンタル、両方のケアが必要です。
フィジカルの改善には腸をいたわる食生活で、コルチゾールの浪費を阻止することが有効です。
副腎を疲れさせるストレス要因として食事は大きな要素。副腎疲労の症状がある人のほとんどは、腸における炎症トラブルなどがあります。腸の炎症は腸内環境を整えることから始まり、それは食生活を見直すことで対策が可能。
具体的には、植物性乳酸菌が効果的。動物性乳酸菌に比べて腸に生きて届きやすく、結果として腸内環境改善に効果的であると言われています。
メンタル面での対策は、自律神経を整えることが必須です。オススメはメディテーション(瞑想)。瞑想でストレスを減らすことで、自律神経のバランスを整え、結果として副腎の疲労が軽減されます。
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チェックリスト出典:『心と脳の不調は副腎ケアで整える 「うつ」「認知症状」「発達障害」に効くホルモンのパワー』(本間涼子/本間龍介:著)
ライター:幸雅子
教えてくれた人:関由佳(内科医)
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