知らないと損!生理中のだるさや冷えを緩和するポーズ
YOLO 編集部
- 2024年11月26日
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婦人科系の悩みにヨガができること
代表的な婦人科の悩みの一つ「月経痛」。多くの人が経験したことがあるのではないでしょうか。
月経痛の主な原因は、プロスタグランジンによる子宮の収縮痛、逆流血による腹膜への刺激などが考えられます。また、子宮内膜がはがれ落ち、体外に排出される際通る子宮頸管が細いことから痛みが増すことも。これは痛みを放置すると、子宮内膜症の原因にもなります。
月経痛で大切なのは、病気があって生理が重い場合と、病気がないけれども重い場合とは分けて考えること。とても重いなら婦人科にかかり、原因があるのか否かを調べる必要があります。
その上で、原因がなく、かつ月経が一番重い時期を迎えた人には、痛みの緩和にヨガが有効です。
腰の重だるさや冷えは腸腰筋にアプローチ
今回は、月経痛緩和のヨガの中でも、腸腰筋にアプローチできるポーズを紹介します。
骨盤まわりの大きな筋肉である腸腰筋をしっかり動かすことで、骨盤内の血流のうっ滞を解消。一番ツライ時をすぎた重だるさや、骨盤全体の冷えを緩和するのに有効です。
◇英雄のポーズI /ヴィラバドラーサナⅠ
下半身の力強さをバネに、上方に向かって伸びていくポーズ。下半身と上半身を一つにして力強さを感じましょう。腸腰筋を伸ばすことで、骨盤内の血流のうっ滞を解消します。下半身を鍛えるだけでなく、胸を開いて、気持ちをポジティブにしてくれるなどの効果も。
1:右脚を前、左脚を後ろに引いて立つ。左脚先は少し外側へ向ける。体の中心は両脚の真ん中になるように。
2:息を吐きながら、右ヒザを曲げ、体の中心を真下へ。ヒザが足首より前に出ないように注意。
3:息を吸いながら、両手を引き上げて背中を少し反り、上を見る。吐きながら戻って反対側も。
合わせて起こりやすい腰痛には、優しく前屈して腰を伸ばしましょう。筋肉の滞り=血流が悪いということ。臀部や腰部の張りによる腰痛には、腰を丸めたり縮めたりするのがオススメです。
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ライター:幸雅子
出典:『Yogini』vol.51/「「ヨガ総合病院」へようこそ!」
『ヨガのポーズが丸ごとわかる本』/「毎日練習したい基本のポーズ28」
監修:高尾美穂:女性のための統合ヘルスクリニック イーク表参道副院長。産婦人科専門医。婦人科スポーツドクター。診療の他、近年はヨギーニ向けに講義をし、医学普及に努める。
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