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人に聞きづらい…デリケートゾーンのかゆみはアレが原因!自宅でできるセルフケアとは

なかなか人に相談できない女性の悩みの1つに「デリケートゾーンのかゆみ」があります。かゆみという症状自体も不快ですが、場所が場所なだけに原因が何なのかも心配になりますよね。そこで今回は、デリケートゾーンのかゆみの原因とすぐに試せる対策についてご紹介します。

セルフケアだけでなく、医療機関を受診する目安についても書いているのでぜひ参考にしてみてください。

なぜデリケートゾーンがかゆくなるの?

デリケートゾーンと呼ばれる陰部は、その名の通り皮膚が薄くて非常にデリケートな場所です。皮膚というよりも粘膜に近い状態なので、ちょっとした刺激でもトラブルを起こしやすいという特徴があります。中でも、デリケートゾーンのかゆみを引き起こす代表的な原因を2つご紹介します。

原因その1~かぶれ~

まず1つ目の原因は、『かぶれ』。
かぶれとは、何か物質が皮膚に接触することで発症する皮膚炎のことです。デリケートゾーンの場合は、主に下着の締め付けや蒸れ、生理用ナプキンなどとの接触が原因で起こります。

原因その2~感染症~

2つ目の原因は、『感染症』です。
細菌やウイルスなどの病原体に感染する事で、かゆみが引き起こされます。常に下着で覆われていて、冬場でも湿度や温度が高いデリケートゾーンは、こうした病原体が増えやすい場所です。

性行為などで感染する場合もあれば、カンジダなどの常在菌は免疫力が低下している時に増殖して発症するなど、色々なパターンがあります。

セルフケアできる?すぐに試したいかぶれ対策

デリケートゾーンのかゆみは不快感が強いので、できればすぐに何とかしたいものです。そこで、まずは医療機関を受診する前に自宅でできるセルフケアの方法をご紹介します。

下着や生理用品の見直しを

下着や生理用品はデリケートゾーンに直に触れる物です。だからこそ、デリケートゾーンが敏感になっている時は、締め付けの度合いや繊維にも注意が必要。

例えば、ポリエステルなどの化学繊維は通気性が悪いため、ムレやすいという特徴があります。心当たりがある場合は、通気性や吸湿性の良いシルク素材の下着や、敏感肌向けに販売されているコットンガーゼ素材の下着に変えてみる方法もおすすめです。

また、生理用品も最近では肌に優しい素材を使った商品が多く販売されています。生理の時期にかぶれることが多いという場合は、経血や汗による刺激により痒みが起こることもあるのでナプキンをこまめに替えるのはもちろんのこと、ナプキンの素材を見直す。

さらに、生理中はナプキンの中がムレて雑菌も繁殖しやすいので、デリケートゾーン用のウェットティッシュで拭く方法も効果的です。

お手入れは専用の石鹸で

デリケートゾーンは清潔に保つことが大切です。しかし、気になるからといって普通のボディーソープで洗うのはNG。すでにご紹介した通り、デリケートゾーンの皮膚は粘膜に近いため刺激にとても弱いです。

さらに、デリケートゾーンの中は酸性に保たれているのですが、石鹸で洗いすぎると酸性が弱まり、皮膚のバリア機能が低下して、菌やウイルスが繁殖しやすくなってしまいます。したがって、お手入れをする場合は、デリケートゾーン専用の弱酸性の石鹸で優しく洗うようにしましょう。

市販薬を試してみる

ドラッグストアでもデリケートゾーンのかゆみに効く市販薬が数多く販売されています。クリームやジェルタイプの塗り薬、飲み薬など種類はさまざまです。

かゆみが気になるけれど、病院に行く時間がないというような場合、まずは市販薬から試してみてもいいでしょう。その際、ドラッグストアにいる管理薬剤師に相談すると、使い方や薬の選び方についてアドバイスをもらえるので安心です。

長引くかゆみは受診のサイン!?

セルフケアをいくら試してもかゆみが治らない、もしくは、日常生活に支障をきたすほどのかゆみがある、という場合は医療機関を受診するサインです。

場所が場所なだけに診てもらうのは抵抗がある、という人が多いかもしれませんが、原因によってはデリケートゾーンのかゆみは自分の将来や周りの人に影響を与えてしまうことがあります。

例えば、膣カンジダが原因でかゆみが出ている場合は、放置しておくと不妊につながるリスクがありますし、性感染症が原因の場合はパートナーにも感染させてしまう可能性も。原因がかぶれであっても、感染症であっても、気になる症状がある時には必ず一度医療機関を受診しましょう。

デリケートゾーンかゆみの場合は、皮膚科や婦人科、産婦人科などでも診てもらえます。男性医師だと気になるという人は、女性医師のいる科の医療機関を探して受診してもいいでしょう。

しっかり治してつらいかゆみとサヨナラを!

今回は、周りの人に相談しづらいデリケートゾーンのかゆみの原因とおすすめの対策についてご紹介しました。

症状に合わせた市販薬やセルフケアを取り入れて、1日でも早くつらいかゆみから解放されましょう。そして、症状が長引く時は我慢をし過ぎず、医療機関を受診して原因に合わせた治療を受けるようにしましょう。

【監修】
今泉スキンクリニック
今泉明子 院長

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。
聖マリアンナ医科大学を卒業後、皮膚科医として経験を重ねるほか、最先端の美容医療を学ぶため渡米。ニューヨーク ワイル・コーネル医科大学では皮膚の修復・再生にアプローチする「ペプチド」の研究に従事する。
帰国後、都内皮膚科クリニック院長を経て、今泉スキンクリニック(六本木)を開院。日々診療を行う傍ら、国内外の学会・講演に登壇、世界中のドクターへ注入技術の指導を行うと共に、『ヒアルロン酸注射』『ボトックス注射』治療の啓蒙にあたる。

【この記事を書いた人】
古谷 祥子(ふるたに しょうこ)

WEBライター 二児の母
大学卒業後、外資系製薬会社にてMRとして勤務。
その後は医療事務や秘書業務を経て、出産を機にフリーライターの道へ。
現在は医療や育児、美容などの分野をメインにWEBライターとして活動中。

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YOLO 編集部

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フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。

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