あなたも気を付けて…!!20代でも急増中の恐ろしい骨粗鬆症
YOLO 編集部
- 2024年04月08日
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過激なダイエット経験者は要注意
思春期に過度な食事制限によるダイエットを経験したことがある人は、骨密度が低いことがわかっています。なぜなら、骨が成長する時に必要な栄養素が足りていないと、骨の中がスカスカな骨密度の低い骨となってしまうからです。
大問題は、骨の組成は成長期に完成されてしまい、骨の成長が止まる成人になってからは組成を変えることはできないということです。つまり、スカスカの骨は成人になってから栄養を摂ったとしても決して、健全な骨に戻すことはできないのです。
さらに、加齢とともに骨密度は低下してしまうため、早めの対策をとらないと若いうちから骨粗しょう症になってしまいます。とくに女性はホルモンの関係で骨密度が低下しやすいので要注意です。20代ですでに中高年の骨密度という女性も珍しくはないのです。実際、20代で骨粗しょう症の診断を受ける女性も少なくありません。
骨密度の低下を進行させないためには、骨の材料となるカルシウムとタンパク質を摂ること。とくに必要量を摂ることが難しいのは、カルシウムです。食事で摂ったカルシウムの多くが骨の材料として使われることなく、体外へと排出されてしまうからです。そのため、カルシウムを摂取するときには、吸収を促す栄養素も同時に摂る必要があります。また、タンパク質はビタミンCを同時に摂取することで、効率的に骨の材料として使われます。
骨粗しょう症を予防するなら、これを食べよう
良質なタンパク質が摂れる
鶏肉、カツオ、マグロ、納豆、卵
カルシウムが摂れる
牛乳・乳製品
ビタミンCが摂れる
野菜・果物
カルシウムの吸収を促す栄養素
1.ビタミンK
骨と骨をくっつける接着剤のような働きをする。納豆に非常に多く含まれているほか、緑黄色野菜にも多く含まれています。
2.ビタミンD
カルシウムの吸収を助けます。魚介類、干シイタケ、キノコ類などに多く含まれています。
3.ビタミンC
骨の軸となるコラーゲンの合成に必要。関節の軟骨成分であるコラーゲンの生成も促す野菜や果物全般に多く含まれています。
4.イソフラボン
カルシウムの溶出を抑制することで骨密度の低下を防止する大豆製品はイソフラボンの宝庫。納豆や高野豆腐はおすすめです。
5.リン・マグネシウム
カルシウムとともに骨の構成成分となる栄養素ですが、バランスのいい食事をしていれば不足することはありません。とくに加工食品に使用される食品添加物のリンは、摂りすぎると骨が弱くなるので、加工食品を多く食べる人は過剰摂取に注意しましょう!
6.銅
骨の構成成分を丈夫にしてくれます。カルシウムとともに過不足なく摂っておきたいところです。
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出典:『長生きする歩きかた、早死にする歩きかた』
監修:篠原絵里佳(管理栄養士)
ライター:楠田圭子
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