気の巡りを改善して5月の不眠やイライラを整える【kumakoの美容薬膳】
YOLO 編集部
- 2019年05月17日
「気」が巡り始める春
暖かくなってくると、エネルギーが巡り始めます。春の時期は、エネルギーの流れを整えることが大事です。ここで言うエネルギーとは中医学的に呼ばれる「気」。わかりやすく伝えるため、そう表現しています。
この「気」が乱れやすい春。そうなると起こりやすいことは、不眠、イライラ、怒り、心が不安定になるなどの症状です。だから、「気」の巡りをよくすれば解消されやすくなるのです!
柑橘系など酸っぱいものがいい
主に気を巡らせる食材は柑橘系や酸っぱいものが多いです。
今回は、その中でも、漢方薬に使われるほど効能の高い「みかんの皮を干したもの(陳皮・ちんぴ)」を使い、ふろふき大根を使ってみました。体内のエネルギーの巡りをスムーズに整える配合の一品です。
ほんのりみかんの風味がとってもおいしいふろふき大根に酢味噌をかけて、味も効能もアップさせています。
陳皮は、家でも簡単に作れるのでぜひ作ってみて下さいね。
【今回の食材の効能】
みかんの皮を干したもの(陳皮)
●気を巡らせる
●消化機能を円滑にさせる
●痰をとる
大根
●気を降ろす(エネルギーを落ちつかせる)
●胃腸を整える
●痰をとる
酸
●血の流れを促す
●解毒作用
●できものなどの腫れをとる
●食滞を促す
【陳皮の作り方】
①皮を重曹を入れた水に浸けて5分ほどおき、汚れや農薬を取る(なるべく無農薬なものが好ましいです)。
②皮の裏の白い部分をスプーンでこそぎとる(食感をよくするため)。
③②を3mmくらいの細かな千切りにする。
④天日干しで1〜2週間ほど干して完成。
陳皮は漢方薬にも使われる程効能が高いものです。そのようなものを生薬と言いますね。ちなみに、陳皮は干せば干すほど効能がアップすると言われてます。
とっても簡単にできて保存もできますよ!
【みかんの皮のふろふき大根・酢味噌和え】
みかんの皮を干したもの(陳皮)・・・ひとつまみ
大根・・・5cmくらいの輪切り
米・・・ひとつまみ
塩・・・ひとつまみ
水・・・大根が浸かるくらい
(酢味噌)
白味噌・・・小さじ1
酢・・・小さじ1/2
砂糖・・・小さじ1/2
めんつゆ・・・小さじ1
①大根は皮をむき、面を取り、十字に切り込みを入れる。
②鍋に水を入れ米、塩、大根、陳皮を入れ、弱火〜中火で、大根が軟らかくなるまでぐつぐつ20分ほど煮る。
③汁気がほとんどなくなるまで煮たら、お皿に大根を盛り、酢味噌をかけ、上に一緒に煮た陳皮をのせて完成!
ほんのり、みかんの香りが香る酢味噌の酸味とまろやかさとほんのりの甘みがマッチして、かなりおいしいので、ぜひとも作ってもらいたい一品。
お試しあれ。
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ライター&レシピ
熊澤枝里子/kumako
レプロエンタテインメント所属。モデル/ピラティスティーチャー/美容薬膳家。18歳の時に雑誌『CanCam』の専属モデルとしてキャリアをスタートさせる。旅番組『旅サラダ』の旅サラダガールとしてレポーターや、CM、舞台など多数出演。モデル業の傍ら、ピラティスインストラクター資格(マシン/マット)と薬膳の資格「国際中医薬膳師」を取得。「よく寝て、よく食べ、よく動く」をモットーに「身体の中と外から健康的に美しく」を心がけている。
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