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「やる気がわかない」問題は指ヨガで解消!

仕事中にもできる「指ヨガ」

やらなきゃいけないことが目の前にあるのに、取りかかれない、本腰が入らない…。そんな時にやる気をチャージできるという「指ヨガ」。動かすのが手元だけなら、オフィスでもしれっとできちゃいそう。仕事で煮詰まった時の解消法として、知っておきたい策の一つ。

手指にもある“全身”

「痛い!」の声に「〇〇が弱ってますね」という返しは、足のツボ押しでよく目にする光景。体のある「部分」を刺激すると直接はつながってなさそうな臓器にも影響が出るという、東洋医学的な考え方に基づいて発展したのが指ヨガ。

「片手の中に体がすべて入っている」とは龍村先生。両手を上げてV字開脚した形がちょうど手指に重なる。中指が頭〜背骨の中心軸で、人差し指と薬指が両腕、親指と小指が両脚。それでいて、手のひらは体を正面から見た側で、手の甲は背面から見た側。それぞれで関連部位があるそう。

「手は露出した脳」

さらに、手には脳の緊張や弛緩状態が表れるという。脳を直接刺激することはできないが、手指を通してならアプローチできる。では、やる気スイッチを入れる方法はある?

まずは背骨にフォーカス

「意欲を湧かせるためにはまず、体が健康的であること。不調があるとやる気も出にくい。指ヨガではそうした不調の原因を解消していきます。特に背骨に当たる、循環器系とも関連が深い中指から刺激。すると背骨の歪みがとれて、血流が整い自律神経も安定します。『やる気が湧く』環境作りができるのです」

効果が出やすい「中指回し」

意欲UPの土台作りのためには全身を整えることが近道。指ヨガにもさまざまなパターンがあるが、短時間で効果が出やすいという龍村式「中指回し」をマスターしよう。

    1 中指の第1関節をつまみ、左右に20回ほどグリグリとねじる。関節周辺のコリをほぐす。

    2 第2関節をつまみ①と同様、左右に約20回ねじる。

    3 中指の先をつまみ軽く指を引っ張りながら、指のつけ根をゆっくりと左右に20回ずつ回す。

    4 手の甲側、中指のつけ根から指先まで10往復こする。

    5 中指の先をつまみ、中指全体を伸ばすように1回引っ張る。最後は引き抜くようにパッと離す。

    6 手のひらを上に向け、手首ごと中指を3回ほど反らせる。①〜⑥で1セット、反対側の手でも同様に。

イライラには「丹田押し」

何かイラッとすることや気落ちすることがあって、やる気が損なわれてしまう場合もある。そんな時は、自律神経を整えるおへそや丹田押しが効果的。

    1 おへそに当たる手のひら中央を、反対側の手の親指で、息を吐きながら10秒以上かけてゆっくり押圧。

    2 親指の位置をやや下にずらし、丹田に当たる位置を①と同様に押す。

呼吸に合わせて少し強めに

指ヨガでも呼吸は重要。吸う時は緩めて、吐く時に押す、伸ばすというように呼吸と連動させながら、深部に効果をもたらすためイタ気持ちいいくらいの強さで刺激するのがいい。余裕があれば中指回しと同じ要領で他の指も行いたい。ただ、食事直後は避けること。

ヨガのアーサナ前にも

この指ヨガ、全身で行うヨガにも活かせます。動かしにくい部分に相応する手指の個所を刺激してからアーサナに入ると、ポーズを深めることができる。中指回しなら、背骨の柔軟性が高まって、後屈系のポーズがやりやすく感じるというように。

いつ、どこでもできる指ヨガ。通勤時や仕事の合間、ワークアウト前など、ONモードにしたい時にやってみよう。

 

監修: 龍村修

たつむらおさむ。’73年に沖正弘師に入門、沖ヨガ道場長を経て’94に龍村ヨガ研究所を設立。30年以上に渡る国内外でのヨガ指導経験を反映した「龍村式ヨガ」を考案。

参考書籍:『龍村式 指ヨガ健康法』(日貿出版社)

Text:内池朋子

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大嶋朋子

編集デスク

大嶋朋子

株式会社Lotus8編集統括マネージャー。心理カウンセリング、傾聴を学び、判断基準を「ヨガの八支則」のヤマ・ニヤマにおいて、日々、女性の心と体について知識を深めている。

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