脚が重いのは股関節のつまりが原因かも！？簡単マッサージでスッキリしよう

夕方になると、段々脚が重くなることありませんか？「立ち仕事ばかりで脚がぱんぱん」「疲れすぎたのか、寝ているときに脚がつってしまう」なんて人は、股関節のつまりが原因かもしれません。ここでは、タイ古式マッサージセラピストが脚と股関節の関係や今日からできる股関節マッサージを紹介します。

2人でできるマッサージもあるので、友達やパートナーとお互いにマッサージしあうのもいいですね。股関節をほぐして、すっきりした脚を手に入れましょう。

脚と股関節の関係を解説！

「ふくらはぎを毎日マッサージしているのに、なんだか脚がスッキリしない……」というあなた、股関節はマッサージしていますか？股関節は、脚の付け根のビキニラインと呼ばれる部分です。太ももの前側の筋肉が集まっているので硬くなりやすく、また鼠径（そけい）リンパ節もあります。普段から運動していない方やデスクワークが多い方は、股関節を動かすことが少なく段々と硬くなってしまいます。そうすると、代謝が悪くなってしまう結果に。

股関節をほぐすことで、下半身への血流がよくなり代謝がアップします。また、股関節の固まった筋肉がほぐれると脚の可動域が広くなります。よって、運動によるけがのリスクも抑えられるかもしれません。膝や腰への負担が軽減されます。股関節をほぐすマッサージは、普段から脚の痛みや腰痛に悩んでいる方におすすめです。

太ももを揺らして股関節をゆるめる

1. 脚を前に投げ出して座りましょう
2. 太もも内側、外側の順に動かします
3. 動きが慣れてきたら30秒程度、内外とゆらゆら揺らします

足先だけでなく、脚全体を股関節から動かすイメージで揺らします。慣れるまではゆっくり揺らし、徐々にリズムよく揺らしましょう。両手はバランスをとるため、うしろに付けてください。脚は肩幅に開きますが、慣れてきたら脚の開ける幅を広げてみましょう。

お気に入りのクリームやオイルでV字マッサージ

1. ボディクリームやマッサージを手にとります
2. ビキニのV字ラインを下から上に指や手のひらの側面を使って引き上げます

皮膚の摩擦による刺激を避けるために、必ずボディクリームやマッサージオイルを使用するようにしましょう。撫でるというよりは、少し痛いけれど気持ちよい程度の強さでおこなうのがおすすめです。また、血行がよいお風呂あがりにおこなってみましょう。

パートナーと一緒にふみふみマッサージ

1. パートナーはあおむけに寝ます
2. パートナーのV字ラインに足の裏を合わせて軽く踏みます
3. 股関節から太もも、また股関節にもどるように順に優しく踏みます

踏む際は、体重のかけ方に注意しましょう。最初は優しく、かかとからつま先に力をかけるように踏んでみましょう。踏むときにふらつくようであれば壁に手をあてて、バランスをとってください。

マッサージだけでなく普段の動きで脚すっきり

股関節をほぐす方法は、マッサージだけではありません。日常の動作や筋トレやストレッチでも効果的です。通学や通勤で駅を使うのであれば、エスカレーターではなく階段を選んでみましょう。一段飛ばしで階段を上るのもいいですね。いつもより少し歩幅を広げて歩くのもおすすめです。また、歯磨きしている間はスクワットをして股関節を広げるなど、ながら運動でも股関節を刺激できます。普段の動きにプラスすることで、脚を軽くできるかもしれません。

つまり感をすっきりして軽い毎日を

脚が軽くなる股関節マッサージを紹介しました。マッサージをおこなう際は強すぎないように、気持ちよいと感じる程度の圧がおすすめです。テレビを見ながら、音楽を聴きながら、家でくつろぎながらもできます。友達やパートナーとのコミュニケーションをとりながらでもいいですね。毎日の習慣にして、すっきりした脚を目指しましょう。

教えてくれたのは

森本夏子

Webライター、Webディレクター、薬剤師、タイ古式マッサージセラピスト（タイ厚生労働省認定）
武庫川女子大学薬学部薬科学専攻修士課程修了。日本やシンガポールで薬剤師として従事、 国際医療ボランティアとしてインドやアフリカで活動。現在はタイの孤児院へ訪問し、少数民族の村でのボランティア活動をおこなっている。