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haru|「いつだって、人生は挑戦できる。」シングルマザーのトレーナーが目指す女性像

「トレーナー探訪」第20回は、パーソナルトレーナーのharuさん。湘南にあるジムで体作りを指導するかたわら、モデルやインスタグラマーとしても活躍しています。小学生の娘を持つharuさんには、「目指す女性像」がありました。

連載「トレーナー探訪」
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湘南発の人気パーソナルトレーナーは「一児の母」!

フィットネスやスポーツ業界を支えるトレーナーを訪問して、仕事へのやりがいやトレーニングへのこだわりをインタビューする連載企画「トレーナー探訪」。今回は、パーソナルトレーナーとして活躍するharuさんです。19歳で出産し、子育てをしながら20代を駆け抜けてきたharuさん。「決断力」と「縁」が人生を支えています。

子育てママも通いやすい空間づくりが自慢

広々とした空間で、素敵なジムですね。

カーテンで他のお客様のレッスンと仕切っても、空間にゆとりがあるのが自慢ですね。お客様も安心して来られるので、結構お子様連れが多いですよ。空間が狭いと、子どもが泣いてしまった時にお客様もどうしても気をつかってしまうだろうし、器具にぶつかったりすると危ないですからね。壁のカラフルな絵も、インパクトのあるデザインを知り合いの方にお願いしました。

haruさんのお客様は女性が多いんですか?

私のお客様は女性ばかりですね。男性のお客様は同じジムの男性トレーナーに任せて、分担しています。生理のこととか、恋愛のこととか、女性ならではの悩みに寄り添いたいんですよね。女性の皆さんに自信を持ってもらいたいし、結婚や出産を経ても永遠に女子でいられるよっていうことを伝えていきたいと思っています。

haruさんはInstagramでも美尻の写真が目を引きましたね。

お尻をこんなに鍛えるとは正直私自身も思っていなかったですよ(笑)。もともとはすごく細くてガリガリで、157センチで40キロしかなかったんです。だけど脚だけが筋肉質でね……自分の体にコンプレックスは持っていましたね。今では娘に「お尻でかっ!」って言われちゃいますね(笑)。

(笑)。仲よさそうで、いいですね!

歳が近い親子なので、友達や姉妹のような感覚ですね。小学6年生なので、服はほぼ共有です。といっても娘は最近ボーイッシュな服が好きみたいですけど……母は母、娘は娘、でいい意味での”放任主義”というか、縛らない関係というのは意識していますね。

「友達とどこかに遊びに行きたい」と言われれば「行ってらっしゃい」と言って送り出すし、学校の勉強も何も言わずに見守っていた方が成績が伸びたりして。「信じる」ということの大切さを娘から学んでいるような気もします。

縁をつないでたどり着いたトレーナーの世界

haruさんは高校卒業後の19歳で出産し、子育てをしながら働いてきたんですよね。

最初は「Popteen」や「egg」といったティーン向けファッション雑誌のモデルをしたり、アパレルで「カリスマ店員」をしていました。カリスマ店員って見た目に関してすごく厳しい世界なんですよ。朝出勤したらタイムカードを押して体重計に乗るとか、休みの日も誰に見られているか分からないからスウェットで歩いちゃいけないとか……大変でしたけど、やりがいはありましたね。その時に培った接客力は、今にも生きています。

そこからWeb系の会社の営業に転職したんですよね。

ご縁があって転職しました。でもある日、自分の痩せすぎている体にビックリした瞬間があったんですよ。というのも、お尻がペタンコすぎて、ベルトをしていないと履いているデニムがずり落ちてきちゃうんですよ!そんな自分が嫌だと思って、海外モデルのような「程よく筋肉もついて、出るところは出ている」ような引き締まったスタイルを目指すようになりましたね。

20代後半になって、東京から湘南に移住されました。

「湘南に住んでみたい」と憧れがあったのと、また新しいお仕事のご縁もあって、移住しました。移住後は仕事をしながら趣味で毎日トレーニングをする生活でしたね。そんなある日、知り合いから「パーソナルジムを湘南で立ち上げるから指導者として来てほしい」と言われて、採用されたんですよ。それが5年前くらいの話です。

そこからは、これまで経験してきたWeb系の仕事もアパレル系の仕事も辞めて、トレーナー1本で生きてます。独学でトレーニングしていたので、ジムで働き始めてからはオーナーの教えを頭に叩き込みましたね。あとは自分でも勉強するために、仕事の合間を見つけて他のパーソナルジムに行ってみたり、YouTubeを見て吸収していました。今のジムができて移籍したのは、去年のことです。

知識を自分のものにしよう、という熱い姿勢が伝わってきます。

トレーナーになるといったら、資格を取ったり学校に行って勉強するという人は多いと思います。でも、実は私出産後すぐに離婚していてシングルマザーなんですけど、なかなかまとまった時間も取れないですし、お金も結構かかるんですよね。だから働きながら成長していく方法を見つけました。お客様が10キロ、15キロと痩せていったというのが私の自信にもつながりましたし、走りながら成長してきたという感じですね。

「やりたい」と思う瞬間に、挑戦は始まっている

目標の「言語化」が現実に

多くの経験をされてきたharuさんですが、お仕事や住む場所、人とのご縁がすごいと感じました。

私自身、本当に恵まれているなと思っていたんですけど、人に言われて気づいたのは、「口にする」ということなんですよ。19歳で母親になって、周りは大学生になって青春しているのが当時はうらやましかったけど、「都内で働いて、ヒールでカツカツかっこよく歩いているような女性になりたい」と願えば本当に叶ったところから始まったし、引き寄せって本当にあるんだと思いましたね。

口にすることで、自分の意識や行動が変わっていくんでしょうか。

私の場合は周りに恵まれましたね。口にしていたら周りが協力してくれるというか、集まってくるというか……私は人とのコミュニケーションや関わりを大事にする性格なので、それもあるかもしれませんね。「haruちゃんは人間力がすごく高いから大丈夫」って言ってくださる方が多いんですけど、「人間力って何なんだろう……(笑)」と思ってましたね。ただ自然と、人と関わることをしてきたんです。

新しい世界に誘われたり興味を持った時に、「でも私にはできるかな……」とか、「忙しくて時間がない」とフェードアウトしてしまうこともあると思うんですよ。haruさんはすぐに実行に移せるところも尊敬します。

100パーセントのうち20パーセントでも「やりたいな」と思ったら、やっちゃうんですよ。例えば「海外に行きたい」って思えば、英語がうまくなくても子どもを連れて行っちゃいます!とりあえずやってみてダメだったら、その時に考えればいいと思うんです。もともとギャルだったから心が熱いのかもしれないな(笑)。生きていて、「あのときやっとけばよかった」って思うことありますよね。そういう後悔をもうしたくないんですよね。

予想もしない方向に人生が転がっていくのも、また楽しいんじゃないですか。

そうですそうです、楽しめればいいんです。仕事だけじゃなく、恋愛もしていたいですね。子育てはひと段落したかもしれないけど、また結婚もしたいなという願望もあります。まずは自分を好きでいたいんですよね。自分がハッピーじゃないと子どものことも幸せにできないんじゃないかな。「子どもがいるから」「離婚しているから」で諦めてしまうこともあるかもしれないけど全く逆で、できることはめちゃくちゃありますよ。人生は一度きりだから。

いつまでも「可愛い」と言われる女性でありたい

haruさんの今後の目標はありますか。

湘南というこの場所で、体を鍛えたり自分に自信を持てる女性が増えたらいいなと思っていて、そのお手伝いを全力でサポートしていきたいと思っています。あとは自分自身のレベルを上げていきたいので、トレーナーとしてはもちろん、モデル活動も引き続き頑張って、自分にあこがれを持ってくれる女性が増えてくれたら嬉しいですね。

パーソナルトレーニングって体だけじゃないんですよ。自信をつけたり、悩みを解決したりもできるのがトレーニング。お客様の話を聞いて気持ちよく帰っていただきたいし、「心のサポート」の部分ももっと勉強していきたいと考えています。

トレーニングをした、ということそのものも一つの成功体験ですよね。

女性は特に結婚してしまうと「夫と子どもが中心の生活」になって、友達と会う機会が減って離れて行きがちなんですよ。ここに来てダイエットをしたり体を鍛えて健康習慣をつけると同時に、私と話して元気になってくれたら最高ですよね。自分も美意識を上げて、「haruちゃんってかっこいいよね、可愛いよね」ってお客様に言われるような女性でいたいですね。

湘南という場所がまた、心の解放をするにはよさそうですね。

本当に遊びに来てほしいです!私が湘南に来て幸せだと思うのは、サンセットやサンライズを見ながら海を楽しめること。心が洗われていくような感覚になるんですよ。あとは、ビーチサンダルで歩けるような街のカルチャーですかね(笑)。

人も本当にキラキラしているんですよ。このジムの壁のイラストを描いてくださったのは50代の男性の方なんですけど、イラストの中に「Trust Yourself(自分を信じて)」と書いてくださいました。湘南は、エネルギーをもらえるような人がたくさんいる街なんです。

素敵な言葉ですね!最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

「痩せたい」「キレイになりたい」という気持ちがあれば、必ず一歩踏み出せば変わることができます。その気持ちを持ったことがすでに一歩踏み出しているので、気持ちを大事にしてほしいですね。「キレイになりたい」という気持ちを持つことはすごく素敵で大事なことなので、諦めずに自信を持っていてほしいなと思います。

haru

1989年、東京都生まれ。高校を卒業後、19歳で女児を出産。雑誌モデル、大手アパレルメーカー、SNS・Webコンサルティング、某パーソナルジムを経て、現在は湘南・江ノ島にあるパーソナルジム「Fit Bays」でパーソナルトレーナーとして活躍。また、インスタグラマーやモデルとしても活動の幅を広げている。趣味はサーフィン、テニス、スケートボード、娘とお出かけ。
Instagram:booty_haaarusu_fitness

 

その他の「トレーナー探訪」はこちらから。

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久下 真以子

YOLO / コンテンツディレクター

久下 真以子

現役のアナウンサーでスポーツライター(専門はパラリンピック、野球、サッカー)。トレーニング好きが高じてYOLOメンバー入り。夢はベストボディ出場とフルマラソン完走。欲しいものはウエストのくびれ。猫と一緒に暮らす30代女子。

久下 真以子の記事一覧

現役のアナウンサーでスポーツライター(専門はパラリンピック、野球、サッカー)。トレーニング好きが高じてYOLOメンバー入り。夢はベストボディ出場とフルマラソン完走。欲しいものはウエストのくびれ。猫と一緒に暮らす30代女子。

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