免疫力を高める「UP術」4選！風邪を予防して寒い冬もアクティブに過ごそう

YOLO 編集部

2021年11月09日

私たちの体には、自分の身を守るための防御システムである「免疫」という機能があります。免疫は、体内に侵入したウイルスや細菌などの病原体を異物と認識して排除する働きを担っています。そのため、免疫の能力、すなわち免疫力が高いと、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりにくくなります。新型コロナウイルス感染症も例外ではありませんよ。

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寒い季節は「免疫力」を高めて風邪予防を！

今回は、薬剤師の浅田さんに、風邪予防・感染症予防のための免疫力UP術について聞きました！冬の寒い季節は、ウイルスなどの病原体にとって理想的な環境です。また、気温の低下に伴い体温が低くなることで、人自身の免疫力も下がります。さらに、空気の乾燥によって気道内の粘膜の防御機能が低くなりがちです。そのため、風邪やインフルエンザといった感染症が流行しやすくなります。冬の訪れは避けられませんが、気温の変化や空気の乾燥による免疫力の低下を防ぎ、さらに免疫力を高めることで、風邪や感染症を予防できます。さらに、免疫力をアップすると、体内の細胞が活性化されて新陳代謝が高まるので、アンチエイジング効果も期待できます。

免疫力を高めて風邪を予防する生活習慣とは？

生活習慣を意識することで、免疫力を高めて風邪や感染症にかかりにくい体作りができます。免疫力UPに有効な生活習慣のポイントを、4つにまとめました。

良質な睡眠をとる

十分な睡眠をとることで、リンパ球増加、細胞の活性化、細胞の修復、疲労回復、自律神経の調整など、さまざまな効果が期待できます。これは、免疫細胞に働きかけて免疫力を高めることに繋がります。睡眠の質を高めるために、早寝早起きを心がけるとより効果的です。

湯船にゆっくり浸かる

免疫力を維持するために必要な体温は36.5℃ほどで、体温が1℃下がるごとに免疫力が30％下がるといわれています。体が冷えると血行が悪くなって免疫細胞の働きが悪くなるためです。毎日湯船にゆっくり浸かることで、体を芯から温め、体温を上げて血行をよくし、免疫細胞を活性化して免疫力を高める効果が期待できます。また、入浴はリラックス効果も高いので、免疫力低下の原因の一つであるストレスの解消にも有効です。

適度な運動をする

前述の通り、免疫力には体温やストレスが深く関与しています。運動には体温上昇、血行促進、ストレス解消などの効果があるため、免疫力を高めるためには適度な運動をすることが必要です。ただし、運動のしすぎは逆にストレスになりかねないので注意しましょう。

バランスのよい食事を摂る

免疫力を高めるためには、1日3食バランスよくしっかり食べましょう。食事のバランスだけでなく、腸内環境を整えることも大切です。腸内にいる善玉菌は免疫機能に深く関与していることが分かっています。ヨーグルトや納豆などの発酵食品、野菜やきのこなどの食物繊維、果物を積極的に摂るようにしましょう。

風邪予防にオススメの漢方薬とは？

根本的に体質を改善して免疫力が高い体を目指したい方には、漢方薬がオススメです。

漢方薬の3つのメリット

一般的に副作用が少ないといわれている
体質に合えば高い効果が期待できる
体の内側から心と体全体の改善を目指せる

バランスのよい食事や運動を毎日続けることが難しい場合でも、漢方薬であれば症状や体質に合ったものを飲むだけなので、無理なく続けることができるでしょう。

風邪予防にオススメの漢方薬

補中益気湯（ほちゅうえっきとう）

疲れやすく、風邪をひきやすい虚弱体質の方に。胃腸の働きを整え、元気を補って体力を回復させ、病気に対する抵抗力を高めます。

人参養栄湯（にんじんようえいとう）

食欲や体力が低下し、疲れやすく、冷え性の方に。消化器の働きを整え、栄養をすみずみに行き渡らせ、気と血（けつ）の両方を補います。ただし、漢方薬は、その人に最適な生薬の組み合わせでないと効かないだけではなく、副作用が起こる場合もあります。大切なのは、自分に合った漢方薬を選ぶことです。最近、話題になっている「あんしん漢方」では、薬剤師などの医療チームがAIを利用した「オンライン漢方相談」を行っています。こうした相談窓口を利用して、漢方に詳しい薬剤師に相談してみるといいでしょう。「自分に効く漢方と出会いたい」「お手頃価格で不調を改善したい」という方にぴったりです。あんしん漢方