ダイエット中の空腹には筋トレが有効!?
YOLO 編集部
- 2024年08月01日
引き締まったウエスト、スラッとした脚はいつだって女性の憧れ。でも、いざダイエット!と励んだはいいものの、「空腹感」との闘いはツライもの。そんなとき、実は「筋トレ」が効果的って知ってましたか?今回は、なぜ筋トレが空腹にいいのか、そのメカニズムをお教えします。
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そもそも、なぜお腹が空くの?
空腹=食欲を上げる原因は、じつは血糖値の低下にあります。糖分は、人間の体内でおもに脳、筋肉、肝臓の三つの場所に運ばれているのです。何かを口にした後には、必ずこの運搬作業が体内で行われています。そして、活動している限り、そのエネルギー源である糖分は消費されます。
空腹=糖が不足している状態
こうした一連の消費によって体の血糖値が下がると、糖を補給するために、脳が何か食べるように呼びかけます。そして、この働きかけの一つが「食欲」なのです。つまり、脳などの臓器が働くために糖分を必要とし、それを補う行動が食事。足りなくなっている状態が「空腹」というわけですね。
運動と空腹の関係性
「血糖値が下がれば食欲が増す」というのはわかりましたが、それと運動っていったいどんな関係があるの?って思いますよね。じつは、運動によって消費されるエネルギー、そして自律神経が関係しているのです。
運動をすることで食欲が抑えられる?
前述したように、体が糖分を欲すると、脳は何か食べるように働きかけます。いっぽう、運動をするとき、体は筋肉のエネルギーとなる糖分を欲します。ですから、空腹時に運動をすると、体は筋肉のエネルギーとなる糖分を必要として、肝臓にある糖分を送るように指示を出します。このとき、血中に糖分が送られることで血糖値が上がり、糖分が補われるので食欲が抑えられるのです。
緊張すると食欲がなくなる?
緊張や興奮したとき、心配ごとを抱えているとき、ストレスを感じたとき、自律神経の交感神経が優位になっています。交感神経が優位になっているときは胃腸の働きが弱まり、消化液の分泌が抑えられるので、食欲がなくなるといわれています。反対に、リラックスしたときは副交感神経が優位になります。この場合は胃腸の活動が活発になるので、食欲がわいてくるといわれています。
食欲を抑えるには、運動によって血糖値を一時的に上げるか、交感神経を優位にするのが効果的といえます。
空腹時のおすすめは「下半身トレーニング」
ツライ空腹時におすすめの筋トレは、下半身の筋肉をしっかりと使い、活性化させるトレーニングです。バランスがむずかしい動きを取り入れるのもおすすめでしょう。また、踏み台昇降運動をつま先でしっかり立つように意識したり、腰を落として左右に大きく跳んでみたり、後ろに置いたイスに片足のつま先をのせた状態でスクワットをするのも効果的。しっかり筋肉を使うほど、体が興奮して交感神経が働き、内臓が動くのを抑えます。
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とはいっても、運動すれば永遠にお腹空かないということではありませんし、適度な補給はお忘れなく。自分の体と向き合って、無理のなく楽しく、ダイエットにチャレンジしてみましょう。
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