ヘアメイクのプロが直伝!5分でできる簡単小顔マッサージ
YOLO 編集部
- 2021年04月11日
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小顔になれる方法、プロが特別に教えます!
小顔になりたい!でも難しいと思っていませんか?
エステサロンは高額だし、小顔美顔器は効果があるかわからない。メイクでも小顔になれると聞くけれど、使うアイテムが多くテクニックも複雑で厚塗りになりそう。なにより、失敗したら恥ずかしい!
そんな風に諦めているならもったいない!実は簡単に小顔美人を目指せるんです。
今回は、ヘアメイクアップアーティストのKAZさんに、誰でも簡単に小顔が実現できるマッサージを教えてもらいました。実際の撮影のときにも行っているテクニックを特別に公開します!
教えてくれるのは、ナチュラルな素肌感のある小顔美人テクニック!今回は、まず小顔マッサージの土台を作っていきます。
マッサージが終わったら、小顔見せのヘアメイク術の記事も合わせてチェックしてみて!少ない手順で最大の効果を引き出すテクニックをご紹介しています。
小顔マッサージはスキンケアの延長戦!
スポーツブランドの広告やウェルネス系の雑誌などで、スポーツガールのヘアメイクを担当することが多いというKAZさん。ナチュラルな素肌感が求められ、さまざまなテクニックが必要な“小顔メイク”とは無縁のイメージです。
KAZさんはどうやって“素肌感のある小顔”を実現してきたのでしょう。
その秘密は、メイク前に必ず行う顔と頭皮のマッサージ。
「僕にとってマッサージは、メイク前にその人の骨格を知るための手段なんです。実は、メイクするうえで骨格を知っておくことは大切。骨格がわかると、チークや眉の入れるべき位置がわかるんですよ」とKAZさん。
そして、マッサージでは骨のキワを重点的にケアするのだそう。
「骨のキワの筋肉が癒着しやすく、リンパが滞りがちです。リンパの流れが悪くなると、むくんだりムダなお肉をためやすくなります。逆にいうと、リンパの滞りさえなくせば血色もよくなり、その人の顔立ちが際立ってくる。顔と頭皮はつながっているので頭皮まで一緒にケアすることで、顔立ちが一気に変わってきます」
土台を整え、メイクを施せば、自分史上最高の小顔に仕上がるというわけなのです。
「小顔マッサージでもともとの土台が整えば、小顔に見せるための手順は少なくて済みます。手順が少なければ忙しい朝でもできますし、スポーツシーンでもお出かけでも、もちろん普段のメイクでも素肌感を保ちつつ小顔美人をキープできますよ」
1回で効果アリ! KAZ流“ナチュラル小顔”マッサージ
KAZさんおすすめの、“たった1回で小顔になれる”顔リンパマッサージ&頭皮マッサージを伝授!
顔リンパマッサージと頭皮マッサージは続けて行うのがポイントです。
むくみがなくなり小顔に整うのはもちろん、目は大きく、血色も良くなります。たった5分程度で完了するから、スキンケア後の習慣に!
まずは7つの顔リンパマッサージからスタート。忙しい朝はデコルテからおでこへ「下から上コース」。ゆっくりケアできる夜は「下から上コース」の後、おでこからデコルテへ戻る「往復コース」がおすすめ。次に、頭皮をダイナミックにマッサージしてすっきり!
小顔マッサージの効果を引き出すポイントは?
KAZさんにマッサージ効果をぐっとアップするコツを聞きました。3つのポイントを守れば、効果倍増間違いなし!
■POINT1
小顔のためとはいえ、摩擦は肌に厳禁! オイルやクリームを使って、肌滑りをスムーズにしてから行うこと。夜のマッサージなら、リラックスできるCBDオイルや香りのいいオイルを選んで癒しの時間に。
■POINT2
小顔マッサージはスキンケアの延長戦と心得て。とにかく習慣にすることが大切です。1回でも効果はありますが、毎日続ければ小顔の状態をキープでき、むくみはもちろんたるみやシワの悩みとも無縁に。
■POINT3
小顔マッサージはノルマではなく、「お手当て」の精神で。両手をしっかりと使って温めたり感触を確かめることで、肌のリアクションもわかり体温を感じることでリラックス効果も。
KAZ流“ナチュラル小顔”マッサージその1 7つの顔リンパマッサージ
顔のリンパマッサージからスタート!肌摩擦を起こさないように“心地よく感じる”力加減を心がけて。両手で温めたオイルやクリームを肌に乗せ、よくなじませて滑りをよくして始めましょう
1.デコルテの「リンパの出口」を開放する
鎖骨はリンパ液が最後に流れてくるゴール地点。まずはここの滞りを解消し、スムーズにリンパが流れるようにしましょう。
親指と人差し指で鎖骨を軽くつまみ、左右に往復して滑らせる。これを2〜3回繰り返す。
2.首のリンパ(胸鎖乳突筋)を揉んで首をほっそり
耳下から首にかけて繋がっている太い筋肉、胸鎖乳突筋をほぐします。顔周りのむくみ、顎下にたまった肉を解消され、首もほっそり。
親指と人差し指、中指で耳下の太い筋を軽くつまむ。少しずつ位置を下に移動させながら、首筋をくるくると円を描くように揉みほぐす。これを2〜3回繰り返す。
3.顎を削ってフェイスラインをシャープに
顔の中でリンパ節が集まる部位のため、滞るとむくみやたるみの原因に。輪郭を削るようにマッサージをして本来の輪郭を取り戻して。
両手のひとさし指の第一関節を顎先に当てて軽くうつむき、自重で顎に圧をかけ、指を顎から耳下まで滑らせる。
耳下まできたら、耳下をぐりぐりと揉みほぐす。これを2〜3回繰り返す。
4.小鼻から頬のリフトアップ
小鼻の横や頬骨の下はリンパが滞りやすい部位。ほぐしながら斜め上に引き上げれば、リフトアップに。
中指の側面で小鼻の横をぐっと押し上げる。小鼻から耳下に向かって、頬骨の下を持ち上げるイメージで引き上げる。これを2〜3回繰り返す。
5.目の下のたるみを引き上げる
たるむと老けた印象を与える目の下。目の周りの筋肉に溜まっている老廃物を流してすっきりとした目元を目指して。
圧をかけないように薬指を使って、目の下の骨のキワを探す。
骨に沿って、目頭から目尻に向かって指を滑らせる。これを2〜3回繰り返す。
6.瞼のむくみとハリを取って目を大きく
目頭の少し上にある骨のくぼみに薬指を当てて軽くうつむき、自重で圧をかける。
眉を薬指と中指で挟み、眉頭から眉尻までくるくると細かく円を描いてマッサージをする。これを2〜3回繰り返す。
7.眉間からおでこのコリをとる
顔のコリはリンパを滞らせる原因に。力が入りやすい眉間からおでこにかけてすっきりと流してむくみや表情シワを撃退。
両手の中指と薬指で、下から上へ眉間をリズミカルにさすり上げる。6回程度行う。
指3本を使い、眉間からこめかみに向かっておでこのリンパを流す。2つの動きを2〜3回繰り返す。
KAZ流“ナチュラル小顔”マッサージその2 頭皮ケア
続けて頭皮マッサージ行いましょう!
マッサージする部位によっては痛みがあることもありますが、我慢できる範囲でやってみること。痛い部分は硬くなっている部分です。徐々に痛みがなくなってふわふわの頭皮に生まれ変わるころには、小顔がデフォルトになっているはず!
親指の第2関節やブラシの柄など硬いもので耳の上のくぼみをゴリゴリほぐす。
後頭部の耳の高さにあるくぼみへリンパを流す。
親指で軽くプッシュしてから首の後ろに流す。
小顔マッサージ前後の比較
たった5分でこの変化!頬の頂点の位置が高くなって、中央にパーツが集まってぐっと引きあがった印象になります。
“ナチュラル小顔”は将来の健康美につながる!
たった1回で驚きの結果が出た小顔マッサージのテクニック。教えていただいたKAZさんは、こんな話をしてくれました。
「今回は、トレンドでもある“小顔”をターゲットにした提案をしましたが、リンパの流れは顔だけでなく体全体に作用するもの。リンパを整えることは健康的な体へのサポートにもなりますし、美容面でいえば将来出てくるだろうたるみやシワにも対抗できます。
つまり、すっぴんで耐えられる肌を作るためのマッサージでもあるんです。
一時的なテクニックを習得するより、ずっと小顔でいられる方法を知っている方がずっといいと思うんです。ぜひ継続して、土台作りから見直して、本当の美肌を手にするきっかけになっていたら嬉しいです!」
今回の小顔マッサージはただ顔が小さくなっておしまいではありません! 今日からずっと綺麗が続く美容習慣、「ナチュラル小顔マッサージ」を毎日のケアに加えてみて。
あわせて行いたい、小顔見せヘアメイクもぜひ実践してみて下さい!
<監修>
KAZ
ヘアメイクアップアーティスト
20代からヘアメイクの第一線で活躍し、当時メイクアップを中心に活動しているアーティストが主流の中、ヘアデザインに特化したアーティストとして活動。今では安定感のある技術で、業界でも一目置かれるヘアメイクアップアーティストに。都会の洗練されたスタイルと独自の感性から導き出されるスタイルで、人々を惹きつけてやまない。
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- Credit :
-
撮影:樋口勇一郎
モデル:荒井香織
ヘア&メイク:KAZ
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