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国立公園内に開業!草原の彼方に霧島山と桜島を望む絶景温泉宿【星野リゾート 界 霧島】

「星野リゾート 界」、待望の17軒目は鹿児島・霧島温泉

星野リゾートが全国に展開する温泉旅館ブランド「界」の17軒目として今年1月、新たに開業した「界 霧島」へ早速行ってきました。

参考記事:マリンアンティークな空間で船旅気分を味わう絶景温泉宿【星野リゾート

今回の舞台は鹿児島県・霧島温泉。鹿児島空港から車で50分ほど走ると鮮やかな朱色の鳥居が現れます。この霧島神宮の程近く、「天孫降臨」の神話が息づく高千穂峰の中腹に位置する霧島錦江湾国立公園内にあります。

「桜島をはるかに見渡し、湯浴み小屋でうるおう宿」をコンセプトに、国立公園という環境に溶け込むようなアースカラーの色合いや照明、自然の要素を随所に施しています。

宿泊した2月末はこの地では珍しく寒波が到来して、淡雪の霧島に出会うことができました。

全室パノラマ桜島VIEW!露天風呂付きご当地部屋に滞在

49ある客室は全てご当地部屋「薩摩シラス大地の間」で構成されています。

鹿児島県の伝統工芸品である「薩摩和紙・大島紬・薩摩錫器(さつますずき)」など、“ご当地”を客室の至る所で感じられるのが特徴です。

たとえば、客室の入口には薩摩錫器の花瓶、大島紬の壁飾り、そして薩摩和紙に和の伝統を感じる文様をモチーフにした客室サインを設えています。制作は薩摩和紙製作所の和紙作家・原口敬子氏による作品。薩摩和紙を使った照明が室内にやわらかな光を放ち、温もりを与え、空間を上品に仕上げる演出効果を生み出しています。

また、鹿児島県特有の火山噴出物である「シラス」を使って霧島連山をモチーフにしたベッドボードがあしらわれています。シラスとはカルデラの噴火により発生した巨大火砕流が蓄積して出現したもので、不純物が少なく、色が白いのが特徴。断熱性と保湿性に優れ、二酸化炭素の排出量が減少する効果があり、空気清浄機のような役割を果たし、環境にも良い物質として注目されています。

ベッドに寝そべる瞬間も、ソファで寛ぐ瞬間も、窓一面には壮大な景色が広がり、よく晴れた日には霧島高原の先に広がる錦江湾と桜島を見渡すことができます。

客室風呂からは眼下にすすき野原、遥か彼方に霧がかる海と山を独り占めしながら湯浴みを堪能できます。折りたたみのサッシ窓を開放すれば、露天風呂に早変わり。ひんやり心地よい風が吹き込み、熱めのお湯加減を和らげるよう。

野生の鹿に出会える?黄金色のすすき野原に佇む湯浴み小屋

実は鹿児島県内には温泉が2,764箇所あり、全国2位の源泉数を誇るのをご存知でしょうか?霧島エリアには4つの温泉郷がありますが、界 霧島は「霧島神宮温泉郷」にあたり、霧島神宮の参拝客のために転地療養で作られたのが発祥とされています。

客室棟からスロープカーで向かう先の、広大なすすき野原にぽつりと佇む「湯浴み小屋(大浴場)」は標高626mの国立公園内にあり、作務衣を着たまま乗り込める車中からは霧島連山を拝め、ちょっとした観光気分を味わえます。

小屋まで歩く道のりもまた素晴らしく、一面に野趣溢れる景色が広がり、思いがけず野生の鹿の群れに出会えてほっこりした気分に。

夕暮れ時の露天風呂は特に幻想的。流れる雲が水面に反射し、湯の花が漂い、湯けむりが立ち、パノラマに広がるススキ野原が夕日に染められ黄金色にキラキラ輝き、なんとも贅沢な湯浴みのひと時。

霧島山の懐から湧出された硫黄泉に静かに浸かり、遮るものは何もない手つかずの大自然に身を置きながら、ふうっと深呼吸すれば心身共にリラックスできます。

大浴場は露天風呂以外に、源泉掛け流しの「あつ湯」、温泉成分を馴染ませるための「ぬる湯」の二つの湯船を備える内風呂があります。

湯上がり処では、地元の坂本醸造のクランベリー黒酢とほうじ茶、アイスキャンディーなどが置いてあり、スロープカーが到着するまでの時間、草原をぼんやり眺めながら湯涼みできます。

「温泉いろは」を予約すれば、湯守が温泉の歴史、入浴法、泉質について知識を深めることができ、より有意義な湯浴みになるはず。又、QRコードを読み込めば大浴場の混雑状況も分かるので、三密を回避して入浴することができます。

焼酎+スイーツのマリアージュ体験!夕暮れ時のだれやめセット

もう一つのビュースポット、客室棟の一角にあるビューテラスからも桜島や霧島高原を美しく見渡せます。

霧島に流れる爽やかな風と、移り変わる夕空を眺めながら「だれやめセット」でほっと一息。「だれやめ」とは九州の言葉で「疲れを癒す」「晩酌する」こと。鹿児島の芋焼酎とスイーツのマリアージュを楽しみます。この日はラム酒で漬け込んだレーズンを挟んだアイス最中に、風味豊かでコクのある「大和桜」が意外にもマッチして感動の体験でした。

今回は強風のため、残念ながら客室での提供でしたが、ビューテラスでは日没に合わせて暖炉に火が灯るので夕方から夜の時間帯の利用がオススメです。

カルデラの海とシラス台地がもたらす味わい豊かな和会席

黒豚、黒毛和牛、かんぱち、薩摩揚げ、サツマイモ、芋焼酎、しろくま…鹿児島名物といって思いつくだけでも片手では足りないほど、豊かな食材に溢れる鹿児島県。界 霧島の和会席でも、鹿児島の大地の恵みをたっぷりと味わうことができます。鹿児島の伝統工芸品である薩摩焼や龍門寺焼など意匠を凝らした器と共に堪能できるのも魅力です。

鹿児島銘菓「あくまき」を使った先付は、黒糖風味のきな粉の甘味と雲丹の塩味が調和して新鮮な味わい。

酢の物・八寸・お造り(この日は鯛、きびなご、かんぱちの3種)を岡持ち風の器に華やかに盛り合わせた「宝楽盛り」は、遊び心が感じられる目にも楽しい斬新な会席料理で、芋焼酎との相性も抜群です。

メインには特産物の黒豚しゃぶしゃぶを、削りたての鰹節で追い鰹してカツオの旨味が引き出された香り高い出汁と共に楽しみます。アミノ酸が多く含まれ旨味があり、柔らかい食感とさっぱりしている脂が特徴です。しゃぶしゃぶというとポン酢や胡麻ダレにつけて食べるのが定番ですが、ここでは出汁のみ、トッピングの柚子胡椒でシンプルにいただきます。〆には細麺の蕎麦を鰹出汁と共に味わいます。

デザートには、もう一つの鹿児島銘菓「かるかん」をベースに作った寒天に蜜とアイスクリームを添えた「軽羹あんみつ」はここでしか味わえない一品です。

翌日の朝食もまた、地域色を感じる食材や郷土の調理法を取り入れた「ご当地朝食」をいただけます。おめざの一杯にりんご黒酢から始まり、郷土料理の鶏肉と野菜をたっぷり使った具沢山な味噌汁「さつま汁」、石の上で焼き目を付ける「薩摩揚げ」、削りたての鰹節は豆腐にもごはんにもかけ放題。

シラス台地を活かした農産・畜産物、カルデラの海から採れる旬の海鮮など、温暖な気候と広大な畑地の恵みを存分に味わえる滞在となりました。

神話「天孫降臨」をとことん体験!ご当地楽と現代湯治体操

界ブランドお馴染みの、ご当地文化を体験する「ご当地楽」。

ここ霧島の地に今もなお語り継がれている日本神話の一つ「天孫降臨」のストーリーをもとにした「天孫降臨ENBU」が毎晩繰り広げられます。神楽鈴と太鼓を使った、迫力満点・躍動感溢れる演舞は一見の価値アリです。

翌朝は少し早起きして「天孫降臨体操」を体験しました。朝日が昇りオレンジに染まる高千穂峰を眺めながら、呼吸に合わせて大きく体を動かしていきます。クライマックスにはニニギノミコトをモチーフにしたポーズもあり!暖かな朝日に包まれて、身も心も浄化されたような気分。気持ち良い一日のスタートを迎えられます。

南九州屈指のパワースポット霧島神宮にお宮参り

創建6世紀とされる長い歴史を誇る神社で、南九州屈指のパワースポットとしても知られ、全国から参拝客が訪れます。建国神話の主人公であるニニギノミコト(瓊瓊杵尊)をはじめ、地上に降りてきた7人の神と、それを迎えたサルタヒコ、その9名のお面が祀られています。

霧島山の噴火による消失と再建を繰り返し、300年以上前に現在の場所に遷宮されました。老杉に包まれた参道・境内を抜けると、格調高い朱塗りの社殿が現れます。神官の姿が浮かぶ樹齢800年の御神木をはじめ多くの老杉に囲まれ、亀石など霧島七不思議伝説が残るとされています。

春は桜、秋は紅葉の名所でもあり、四季折々の景色を愛でることができるので、また季節を変えて訪れてみたいところです。

◾️施設詳細
名称:星野リゾート 界 霧島
住所:〒899-4201 鹿児島県霧島市霧島田口字霧島山2583-21
URL:https://kai-ryokan.jp/kirishima/
アクセス:
①羽田空港から鹿児島空港まで約2時間+鹿児島空港より車で約45分
②JR霧島神宮駅より車で15分
所要時間:約3時間
宿泊料金:22,000円〜(2名1室利用1名あたり、サービス料込・税込、夕朝食付)

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Profile

渡辺 由布子

渡辺 由布子

17歳から読者モデルとして多数女性誌に出演。6年間にわたってMBSラジオパーソナリティを務める。現在はヨガインストラクターの他、トラベルライターとして世界中を飛び回る。過去渡航した国は47カ国120都市。ハワイ留学、LA在住経験有り。現在は拠点を湘南に移し、全国各地を巡りながら、東京と行き来してデュアルライフを送る。

渡辺 由布子の記事一覧

17歳から読者モデルとして多数女性誌に出演。6年間にわたってMBSラジオパーソナリティを務める。現在はヨガインストラクターの他、トラベルライターとして世界中を飛び回る。過去渡航した国は47カ国120都市。ハワイ留学、LA在住経験有り。現在は拠点を湘南に移し、全国各地を巡りながら、東京と行き来してデュアルライフを送る。

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