エビはカラダを温める冬にオススメの食材【kumakoの美容薬膳】

テレビ番組やCM、雑誌などで活躍するモデルの熊澤枝里子さん。通称kumakoさんは、15年のモデルとしてのキャリアと、「国際中医薬膳師」という資格を持つ薬膳のプロとしての知識、さらにはピラティスのインストラクターとしての資格も持ち、より健康で美しくあるためのアドバイスを多岐にわたり行っています。そんなkumakoさんのおなじみの連載【kumakoの美容薬膳】。今回は、「エビときくらげの玉子炒め」です。

寒い時に食べたほうがいいのは？

急に寒くなり、真冬真っただ中ですね。この時期はとにかく冷える。冷えは万病のもと！特に女性にとって体の冷えは百害あって一利なしです。

老化も急に進む季節です。肌の乾燥を労わりながら、「首、手首、足首」を保護して冷えないようにしてくださいね。

冬は腎が弱ります。腎を補ってくれる食べ物は老化防止にも効くので、冬は意識的に摂るといいですよ。特に黒い食材は腎を補ってくれるものが多いです。

【腎に効く食材】
黒きくらげ、黒ごま、黒豆、くるみ、栗、山芋、里芋、キャベツ、いか、うなぎ、エビ、貝柱、なまこ、豚肉、ラム、玉子、枸杞の実、シナモンなど。

今回は腎に効く簡単おかず「エビときくらげの玉子炒め」のレシピをご紹介します。

【今回使う食材の効能】

エビ
●足腰の冷え
●食欲不振
●体力回復
●腎に効く

☆豆知識
エビとカニは似ていますが、実は、エビは体を温め、カニは体を冷やします。高級中華料理店などで冬にカニを食べた後に、生姜入りのお茶などが出てくることがあるのは、カニを食べて冷えた体を温めるためなのです。

きくらげ
●陰を補う
●血を補う
●熱を冷ます
●不正出血に効く
●便秘、下痢に効く

☆きくらげには白きくらげと黒きくらげがありますが、黒きくらげのほうが鉄とビタミンB2が多い。冬によりオススメなのは黒きくらげです。

玉子
●体力回復
●陰を補う
●乾燥を補う
●血を補う
●胃の調子を整える

エビときくらげの玉子炒め

【材料】（2人分）
エビ・・・100～150g （背ワタを取っておく）
生きくらげ・・・50ｇ （乾燥きくらげの場合は、小さじ1の水で戻して使う）
ネギ・・・1本 （1cm幅ほどで斜めに切る）
ニンニク・・・1/2片（みじん切りにしておく）
ミニトマト・・・6粒（半分に切っておく）

塩・・・ひとつまみ
こしょう・・・少々
鶏ガラスープの素or 味覇・・・小さじ1
マヨネーズ・・・小さじ1
酒・・・少々
ごま油・・・少々

1　フライパンを熱し、ごま油をしき、ニンニク、ネギ、エビに塩こしょうを加え中火で炒める。火が通ったらミニトマト、きくらげを加える。

2　ボウルに玉子を割り入れ、マヨネーズ、鶏ガラスープの素を加え混ぜ合わせる。

3　1の具材をフライパンの半分に寄せ、空いたスペースに2を加える。玉子が半生状態になったら具材と混ぜ合わせ、玉子に完全に火が通らないうちに火を止め、完成！
おいしく食べて、腎をいたわりエイジング効果もあり。簡単オススメな冬のおかずの一品にどうぞ！

【kumakoの美容薬膳】

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ライター＆レシピ
熊澤枝里子/kumako
レプロエンタテインメント所属。モデル／ピラティスティーチャー／美容薬膳家。18歳の時に雑誌『CanCam』の専属モデルとしてキャリアをスタートさせる。旅番組『旅サラダ』の旅サラダガールとしてレポーターや、CM、舞台など多数出演。モデル業の傍ら、ピラティスインストラクター資格（マシン／マット）と薬膳の資格「国際中医薬膳師」を取得。「よく寝て、よく食べ、よく動く」をモットーに「身体の中と外から健康的に美しく」を心がけている。

写真＝藤村のぞみ